オートデスク ゲームライティングのIlluminate Labs買収

 CGアニメーション制作ソフトなどのオートデスク(Autodesk)は、7月21日にゲーム開発向けライティング技術で定評のあるIlluminate Labsを買収したことを明らかにした。買収交渉の詳細は非公開としており、買収価格などは明らかにされていない。
 lluminate Labsは、ミドルウェアソリューションのソフトBeast、とAutodesk Maya用のプラグインソフトTurtleを主力商品としている。オートデスクはこれらのソフトを自社ラインナップに加えることで、メディア&エンタテインメント事業を強化する。同社は今回の買収により、ゲームクリエータが思い通りに表現するための反復作業の高速化や、よりリアルなゲームライティングが可能にするとしている。

 今後Illuminate Labsの開発チームは、オートデスクのなかのCGアニメーション関連技術を統括するメディア&エンタテインメント部門の傘下に入り、引き続き Illuminate Labs の技術開発・販売、顧客サポートを行う。
 Beastについては、をスタンドアロン商品としてビジネスを継続する。またTurtleについては、他の製品に組み込むことを目指す。将来的にはスタンドアロン製品のライセンス供与を中止する方向だ。

 オートデスクはもともとCGアニメーション制作ソフトの3ds MAXの開発、展開で知られていた。2006 年にはライバル会社のエイリアスを買収している。エイリアスは業界で人気、シェアの高いMayaを開発、展開する企業で、オートデスクはこの買収でCGアニメーション制作ソフト市場における圧倒的なシェアアを実現した。現在、ゲーム開発技術において、なくてはならない存在だ。
 一方Illuminate Labsは、Illuminate Labsはスゥーエデンのイエテボリに本社を置き、LiquidLightの特許技術を利用した技術開発、ソフトの発売で急成長した。Turtle はAutodesk Maya 向けのレンダリング&ベイキングのプラグインで次世代ゲーム開発のライティング、コンテンツ作成に使用される。Beast はゲームエンジンに依存しないコンテンツのパイプラインツール、全体照明やキャラクターの動的な追加ライティングに利用されている。

 オートデスク メディア&エンタテインメント事業部ゲーム部門のバイスプレジデンであるマーク・スティーブンス氏は、Illuminate Labs が提供するライティング技術とワークフローは業界でも最先端の技術であるとする。そのうえで今回の買収でIlluminate Labsが同社に加わることで、競合他社に対しての優位性を一層高めることが出来ると述べている。
 最新技術の積極的な取り込みで、同社の強みをさらに拡大、維持することを目指しているようだ。

オートデスク http://www.autodesk.co.jp/
Illuminate Labs  http://www.illuminatelabs.com/