2009年国内玩具市場前年並み6949億円 男児向け好調

 社団法人日本玩具協会は、7月13日に2009年の国内玩具市場規模が前年比0.9%減の6949億円であることを発表した。さらにテレビゲームやホビー、雑貨などを含まない玩具の中核10分野の市場規模は3923億円で、これは前年比0.9%増である。いずれも前年並みであるこれについて日本玩具協会は、市場規模縮小が続いた2003年から2006年に対して、市場環境は底打ちし、安定していると見る。
 日本玩具協会は玩具市場のほかに玩具関連市場として玩菓(食玩)、カプセル玩具の市場規模算出している。それぞれ玩菓464億円、カプセル玩具249億円の規模となるが、いずれも2008年の478億円、285億円から減少した。

 また、玩具協会の市場調査には2000億円以上とみられるテレビゲーム機ハードや3500億円程度のゲーム機ソフト市場、さらに巨大なキッズカードゲーム機市場が含まれない。このため玩具、玩具関連、ゲーム機ハード・ソフト、キッズカードゲームを含めた市場は、一兆円を大きく超えるとみられる。国内のエンタテイメト関連産業の中でも一際大きな市場であることが分かる。
 
 ジャンル別では男児向けのキャラクターの好調が際立った。547億9900万円の市場は前年同期比で29.6%もの高い伸びとなる。これは前期に引き続き「メタルファイトベイブレード」が好調を続けたほか、『仮面ライダーW』シリーズの関連玩具が人気となった。特にクリスマスシーズンの「変身ベルトDXダブルドライバー」が市場を牽引した。
 また、近年再ブームとなっているジグソーパズルが11.9%の伸びで140億円2400万円となった。カードゲーム・トレーディングカードゲームも、5.2%増と引き続き成長を維持して793億8700万円に達している。

 一方で、ハイテク系トレンド玩具は、27%減の61億1100万円と不振だった。「Tamagotchi iD」以外のヒットが見られなかったとしている。
 ミニカーやレールトイなどのキャラクターのない男児玩具も350億7700円と19.1%減である。また、プラモデル、鉄道模型、フィギュアなどから構成されるホビーは5.5%減の1153億2000万円となった。男児玩具はキャラクター主導の商品に市場を奪われているとの見方も出来そうだ。
 4%減の391億6300万円となった女児玩具は「フレッシュプリキュア!」シリーズが圧倒的な強さを発揮したとしている。ここでもキャラクター主導の玩具が市場を牽引するかたちである。

社団法人日本玩具協会 http://www.toys.or.jp/