「ポプテピ」神風動画の新メディア発表も「コンテンツ東京2018」のアニメ関連ブースをレポート

4月4日(水)から6日(金)にかけての3日間、東京都港区の東京ビッグサイトにて国内最大規模のコンテンツ関連の展示会「コンテンツ東京2018」が開催された。
ロボットやAI、映像配信など、コンテンツに関わる様々な企業やクリエイターが出展しビジネスマッチングを目指す展示会だが、中でも特にアニメ関連で目立った動向を一部レポートする。

映像・CG制作展エリアで一際注目を集めていたのが『ポプテピピック』『ニンジャバットマン』で注目を集める鬼才映像集団・神風動画のブースだ。
ブースの目玉は、スマートフォンのジャイロセンサーを用いて映像コンテンツを切り替えることで新たな映像体験を生むメディア『タテヨコ』。そのプロモーションとして、大型ディスプレイを回転させることで説明画面とルーレット画面が切り替わる「巨大クソみくじ」を展示。多くの来場者が足を止めてその模様をスマートフォンで撮影していた。


スマホを使った試遊台ではアプリ版『タテヨコ』を展示。ポプ子とピピ美の声をスマホの縦持ち・横持ちでシームレスに切り替えられる『ポプテピピック』など、『タテヨコ』の機能を活かしたデモコンテンツが複数展示された。

現在『ポプテピピック』『続「刀剣乱舞-花丸-」』など4つの『タテヨコ』アプリが公式サイトにて無料配布中だ。なお、iOS版は現在申請中。

 

神風動画代表の水崎氏によると『タテヨコ』の技術はアプリに依存するものではなく、Web動画やストリーミング動画などの映像メディアにも対応可能とのこと。「アプリ版タテヨコでの映像制作依頼はもちろん、タテヨコを機能として導入したいメディア事業者とのマッチングができれば」と語った。


ライセンシングジャパンエリアでは数多くのキャラクターライセンスホルダーがブースを出展。バンダイナムコエンターテインメントは『パックマン』をモチーフとした大型ブースを出展し、『アイドルマスター』などのキャラクターと異業種企業とのコラボレーション企画の成立を目指した。
担当者は「他のアニメ系のイベントはファンとのコミュニケーションの場ですが、コンテンツ東京はビジネスマッチング、特に異業種の企業とのマッチングが期待できる場所。アニメファンにはお馴染みのキャラクターも全く知らないビジネスパーソンが多数来訪されます。今回『パックマン』をモチーフに選んだのも、より多くの世代にアピールするため」と語った。

コンテンツ東京は大企業だけでなく、個人クリエイターや小規模スタジオにとってもマッチングの可能性のある場となっている。クリエイターEXPOエリアでは企業からの制作案件受託を目指すクリエイターのブースが立ち並んだ。そのジャンルはアニメ、漫画、イラスト、音楽、アート、グラフィック、ライターなど幅広い。


2020年東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターが採択されたキャラクターデザイナーの谷口亮氏もクリエイターEXPOにてブースを出展。来場者一人一人と密にコミュニケーションをとり、自身や作品の認知を深めた。

 



文化庁と日本動画協会によるアニメーター等育成事業あにめたまご2018にて短編アニメ作品『えんぎもん』を制作したスタジオななほしの佐藤広大監督もブースを出展。アートディレクターの木川田ともみ氏と共に、アニメ、漫画、キャラクターデザインなどの実績を展示。
また、5月5日(土)コミティア124にて『えんぎもん』の漫画と初DVDを発売。メインキャラクター・はるおのフィギュア化企画も進んでいるなど、今後の活動をアピールした。

 

[いしじまえいわ]