A-1新社長に植田氏、勝股氏はアニプレックス代表取締役

 ソニーミュージックエンタテインメントは、6月18日にグループ会社の役員人事を発表した。発表にはグループ内でアニメ事業を手掛ける2つの会社アニプレックスとA-1 Picturesの役職異動も含まれている。
 アニメの企画・製作、パッケージ業務を行うアニプレックスでは、新しい代表取締役に勝股英夫氏を選任した。勝股氏はこれまでアニメ制作会社A-1 Picturesの代表取締役社長を務めてきた。同氏はまた、アニプレックスの執行役員専務にも選任されている。代表取締役執行役員社長である夏目公一朗氏と伴に、アニメ業界で存在感を高めるアニプレックスの舵を取ることになる。
 
 一方、A-1 Picturesの代表取締役社長には、植田益朗氏が就任した。勝股英夫氏の後を引き継ぐ。植田氏はアニメ製作会社サンライズ出身のプロデューサーで、2003年にアニプレックスに入社、以後同社のアニメ事業に携わってきた。
 勝股英夫氏は引き続きA-1 Picturesの取締役にとどまる一方で、植田氏はアニプレックスの執行役員常務を兼任する。アニメ製作のアニプレックスと制作のA-1 Picturesの連動を目指しているとみられる。

 アニプレックスは1997年にSPE・ビジュアルワークスとして設立されたソニーグループのアニメ事業会社である。主にアニメの企画・製作、そして映像パッケージ業務を行なう。現在は、ソニーミュージックの100%子会社となっており、アニメ制作のA-1 Picturesとネット向けコンテンツ制作の番町製作所を子会社とする。
 近年は『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』や『空の境界』などのヒット作を次々に生みだしている。アニメ制作や映像パッケージの業界シェアも拡大しており、現在最も勢いのあるアニメ製作会社のひとつと見られている。
 A-1 Picturesは、そのアニメ制作事業会社として2005年に立ち上げられた。短期間で『おおきく振りかぶって』、『黒執事』などヒット作を生み出している。勝股氏と植田氏は伴に会社設立時より、同社の役員を務めて来た。アニプレックスの業績に加え、こうしたA-1 Picturesの成功が、今回の役員人事にも影響していそうだ。

アニプレックス http://www.aniplex.co.jp/
A-1 Pictures  http://www.a1p.jp/