TYO アニメーション事業第3四半期単独は黒字

 映像制作などのティー・ワイ・オーが6月11日に平成22年7月期第3四半期の決算を発表した。当期中に子会社の円谷プロダクションとデジタルフロンティアを売却したことから連結売上高は前期の222億6900万円から196億3600万円と11%の減少となったが、営業利益は55億3000万円と前期の26億5000万円と大きく伸びた。同様に経常利益も前期の2200万円から2億5200万円と大幅に増加した。
 四半期純利益は2億7700万円のマイナスと依然赤字だが、前期の20億7200万円の純損失からは大きく改善している。不採算事業であったゲームソフト部門から撤退したことで特別損失が積み重なったが、円谷プロダクションとデジタル・フロンティアの株式売却利益が計上されたことが大きかった。

 事業部門ごとではエンタテインメント事業が、やはり事業売却により売上高を大きく減らした。売上高42億6500万円(前年同期比39.0%減)、営業損失1億円である。
 このうちTYOアニメーションズなどが含まれるアニメーション事業は、売上高が減少しているとする。これは第2四半期までに制作の失注があったためである。しかし、第3四半期単独では黒字となった。案件ごとの利益管理とコスト削減が影響した。
 ティー・ワイ・オーのエンタテイメント部門は、TYOアニメーションズのほかCG制作のルーデンス、キャラクターのドワーフなどはあるものの、グループ業績の中では存在感は小さくなりそうだ。

 このほか主力の広告映像事業は、業界大手の強みを活かし好調だった。売上高は128億5400万円(前年同期比4.1%増)、営業利益7億86万円(同21.3%増)である。
 しかし、ウェブ事業は業界の広告宣伝費、プロモーション削減の動きを受けて苦戦した。売上高は14億8500万円(同6.1%増)となったが、営業損失6800万円を計上した。
 通期業績の予想は変更はなく、売上高266億1000万円、営業利益7億6000万円、経常利益4億2000万円、当期純損失3億3000万円を見通す。

ティー・ワイ・オー  http://group.tyo.jp/