映像産業振興機構の新理事長に手塚プロ松谷孝征社長

 NPO法人映像産業振興機構(VIPO)は6月3日に幹事理事会を開催し、新理事長に現在副理事長の松谷孝征氏が、また副理事長には現理事の早河洋氏がそれぞれ就任することを内定した。6月16日に開催される総会、理事会の選任を経て正式に就任する予定である。
 松谷孝征氏が、現迫本淳一理事長からバトン引き継ぐ。理事長、副理事長の任期は2年となる。VIPO創設以来、理事長を務めてきた迫本理事長は名誉理事に就任する予定だ。

 松谷孝征氏はアニメ製作や著作権・ライセンス管理を行なう手塚プロダクションの代表取締役をつとめる。出版社にてマンガ家手塚治虫さんの担当編集者を経験後、手塚プロダクションに入社した。アニメ業界、マンガ業界の双方で活躍した。現在は、国内のアニメ製作企業の団体である一般社団法人日本動画協会の名誉理事も勤める。日本のアニメ業界の顔としても活躍してきた。今回の映像産業振興機構の理事長就任で、アニメ、マンガだけでなくより幅広いコンテンツ産業の振興に携わることになる。
 また、早河洋氏は、2009年6月にテレビ朝日の代表取締役社長に就任した。松谷氏と共に、コンテンツ業界の団体であるVIPOの運営に携わる。

 VIPOは政府の知的財産推進計画を受けて、日本のコンテンツ産業の振興を目的に2004年に設立された。会員会社には国内の映像関連企業・団体が多く参加している。現理事長の迫本淳一氏が映画会社松竹、新理事長松谷孝征氏がアニメーション会社、副理事長には早河洋氏は放送会社であることは、こうした状況を反映している。
 しかし、会員として音楽会社、ゲーム会社も参加しており、その活動も、コンテンツ全般に広く及んでいる。JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)の運営や短編映画制作による若手作家の育成や関連業界の人材育成などが主要な事業となっている。

NPO法人映像産業振興機構(VIPO) http://www.vipo.or.jp/