日中両国でアニメ・フェスティバル 中国・温総理が提案

 日中両政府が、両国の文化交流を目的とした「アニメ・フェスティバル」、「映画、テレビ・ドラマ週間」開催に向けて動き出すことになりそうだ。5月31日に、鳩山総理大臣と訪日中の温家宝 中国国務院総理が日中首脳会談を行い、この中で両イベントの開催が言及された。
 首脳会談は今後の日中関係強化を目指すことなどが話し合われた。なかでも人的交流、文化交流について大きく時間が割かれた。交流のための事業として青少年の交流、観光の促進、文化交流などが課題として挙がった。
 「アニメ・フェスティバル」に言及したのは、文化交流の部分である。温家宝総理が両国民の相互理解進めるためとして、「映画、テレビ・ドラマ週間」と合わせて「アニメ・フェスティバル」を両国間で開催出来ないかと提案した。鳩山総理はこれに対して、実現に向けて、具体的な調整を行いたいと答えた。今後、アニメ、映画、テレビをテーマにしたイベント企画が浮上することになりそうだ。
 現在は企画提案の段階だが、「アニメ・フェスティバル」と「映画、テレビ・ドラマ週間」のふたつのイベントに言及している。アニメに関しては独立したイベントになる可能性が高い。

 中国では毎年春に中国国際アニメーションフェスティバルが開催されるほか、毎年、全国各地で様々なアニメーションイベントが行われている。しかし、日本のアニメに特化したものはない。また、日本でも、東京国際アニメフェアへの中国ブースへの出展を除くと、現代の中国アニメーションをまとまって紹介する機会はこれまでなかった。
 今回の企画が実現すれば、政府レベルで両国のアニメーションが広く紹介されることになる。これまでにない試みとして広く注目されることになるだろう。