セガサミー通期決算 減収も利益は大幅改善

 総合エンタテインメント企業のセガサミーホールディングスは、5月14日に平成22年3月期の通期決算を発表した。アミューズメント機器事業、アミューズメント施設運営事業での大幅減収があり、全体の売上高は減少したものの利益面では大きな改善がみられた。
 連結売上高は3846億7900万円(前期比10.4%減)となり、営業利益は367億1200万円(同339%増)、経常利益は359億2500万円(同441.3%増)、また当期純利益は202億6900万円である。営業利益では遊戯機事業が290億円を計上し、およそ8割を占めた。

 その主力事業となる遊戯機事業は売上高1606億9800万円(前期比1.1%減)と全体の4割弱となっている。営業利益は290億円200万円と前期のおよそ2倍となった。価格戦略の見直しによる利益率の向上が利益に結びついた。
 遊戯機のヒットタイトルは、パチスロ機ではアニメ関連が上位を占めた。最も売れたのは「パチスロ交響詩篇エウレカセブン」の5万6000台、それに「パチスロあしたのジョー」が3万7000台で続く。「パチスロうる星やつら2」は1万6000台、「BLOOD+」は7000台だった。
 パチンコ機では『ぱちんこCR蒼天の拳』が9万4000台の大ヒット、『CRガメラ THE BATTLE PACHINKO』3万5000台、『CR機動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編シリーズ』3万4000台となっている。パチスロ、パチンコ双方で、人気キャラクター、作品が大きな力を発揮している。

 アミューズメント機器事業の売上高は479億2500万円(前期比26.8%減)、営業利益は70億9400万円(同3.0%増)である。大型タイトルの発売がなく売上高減少したが、利益率は改善し利益は増加した。『ボーダーブレイク』や『セガネットワーク対戦麻雀MJ4Evolution』が堅調だった。
 一方、アミューズメント施設事業は引き続き苦戦した。売上高は548億3500万円(同23.1%減)、営業損失13億3800万円である。

 コンシュマー事業は、家庭用ゲームソフトのセガ、玩具のセガトイズ、アニメ製作のトムス・エンタテインメントなどから構成される。売上高は1218億3800万円(前期比7.5%減)、営業利益は前期の9億4100万円の損失から63億3200万円の利益に転じた。
 ゲームソフト販売本数は2675万本、前期より9.2%の減少なった。販売の主力は欧米で欧州が1238万本、米国が1055万本、国内はその他地域と合わせて382万本に留まっている。国外でのヒットは欧米で発売された『Mario & Sonic at the Olympic Winter Games』の653万本、『Aliens vs. Predator』が169万本、『Sonic & SEGA All-Star Racing』107万本である。国内では『ファンタシースターポータブル2』の60万本、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』56万本がヒット作となっている。
 玩具販売事業は海外販売が堅調、国内販売が苦戦した。アニメ制作事業は劇場映画と『爆丸』のヒットによるロイヤリティが増加した。

セガサミーホールディングス http://www.segasammy.co.jp/