杭州で中国最大のアニメーション博物館起工 面積2万㎡

 4月28日から5月3日まで、中国最大のアニメーション・マンガのイベントである第6回中国国際動漫節が浙江省杭州市で開催された。主催者発表によれば6日間の来場者数は161万人にものぼった。
 また、期間中は各産業、企業での取引も行われ、このなかには200の新規プロジェクトが含れている。年々開催規模を拡大する中国国際動漫節だが、2010年はまた一段と拡大したようだ。

 中国国際動漫節は中国最大の規模を持つだけでなく、浙江省の省政府に加え、中国政府が国家レベルで支援する唯一のアニメーション・マンガのイベントである。イベントは作品や企業の紹介やコスプレイベント、ステージショウといったファン向け企画のほか、アニメーション映画祭やビジネス会議、見本市も行う複合イベントが目指されている。
 海外からの企業参加も行われ、2010年はドリームワークス・アニメーションの特集も行われた。日本からは集英社なども参加した。また、藤島康介さん、天野喜孝さんといった日本のクリエイターも招かれ、現地でサイン会が行われ人気を博した。

 メイン会場のほか8つ設けられたサブ会場のひとつ白馬湖生態創意城では、中国動漫博物館(中国アニメーション・漫画博物館)の起工式も行われた。この博物館はアニメーションと漫画を専門に扱う博物館で、完成時には延床面積2万㎡を予定する。この分野では中国最大の博物館となる。
 杭州市は毎年、中国国際動漫節の会場となるだけでなく、中国内のアニメやマンガなどコンテンツ産業の集積地として知られている。博物館施設もそうした産業振興のひとつとして計画されているようだ。
 中国では今年4月には、上海漫画博物館、上海動画博物館(Shanghai Comic Museum and Shanghai Cartoon Museum)も完成したばかりである。これまでは産業振興や人材育成に力を入れてきた中国だが、今後はアニメーションや漫画の文化振興にも力を入れていくことになりそうだ。

中国国際動漫節 http://www.cicaf.com/