タカラトミー 中国でプラレールのローカライズド版発売

 玩具大手のタカラトミーは、同社の定番商品である鉄道玩具「プラレール」の中国ローカライズド版を商品化した。中国の高速鉄道列車「CRH2型 和諧号」をモデルに開発した「CRH2型 和諧号 ベーシックセット」と「CRH2型 和諧号 スタートセット」を発売する。
 発売は5月1日から開幕する上海万博に合わせる。価格199元のシ-クレットセットを5月1日から上海万博の会場と中国全土の専門店、百貨店、ハイパーマーケットの玩具売り場などで発売する。さらに中国の子供の日にあたる6月1日児童節からは、99元でスタートセットを発売する。

 プラレールは1959年にトミー(現タカラトミー)が「プラスチック汽車・レールセット」を発売したのが最初で、それ以来タカラトミーの定番商品として人気を集めている。国内ではこれまで累計約900種類を発売し、1億2800万個以上を販売している。海外でも、現在10カ国・地域で展開している。
 そのひとつが中国で、2004年から商品展開を開始、発売以来人気が上昇しており、玩具の有力なブランド商品のひとつとなっている。今回の中国でのオリジナル仕様の発売は、中国の子供たちに馴染み深い車両を登場させることで、プラレールブランドのさらなる拡大を目指すものとなる。

 「CRH2型 和諧号」モデルの製作にあたっては、中国鉄道の版権元になる上海鉄道学会とタカラトミーの現地子会社多美玩具貿易(上海)有限公司が協力をした。打合せと検討を重ね、開発に1年以上をかけたとしている。
 タカラトミーは「CRH2型和諧号」のベーシックセットとスタートセットを合わせ、1年間で50万個の販売を目指す。さらに今後も、中国向けプラレールの車両の企画、発売を予定するとしている。

 また、タカラトミーは現在、アニメ『三国演義』のライセンス商品開発でも、中国企業と協力している。日中合作アニメのキャラクターの開発、定番商品の現地化と、ふたつの異なった方法で中国市場の攻略を目指す。巨大市場中国への取り組みを活発化させるタカラトミーの動きは、今後も目の離せないものとなりそうだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/