「メタルファイトベイブレード」米国・加で展開 TV放映開始

 国内では関連玩具が空前のヒットとなった『メタルファイトベイブレード』が、いよいよ北米市場に進出する。4月21日、カナダの大手子供チャンネルYTVとエンタテインメント会社ネルバナ・エンタプライゼズ(Nelvana Enterprises)は、今年5月15日よりYTVにてアニメシリーズ『メタルファイトベイブレード』のテレビ放映を開始することを明らかにした。
 国内では2009年4月よりテレビ東京で放映された第1シーズン全51話を予定する。5月15日は特集番組として12時から2時間で4話を紹介、翌週からは12時から1話ずつの放映となる。

 放映開始と同時に、『メタルファイトベイブレード』の玩具展開を、この春からスタートする。北米での玩具展開のマスターライセンスを持つハズブロとネルバナが協力し、YTVもこの夏に全国ツアーを組むイベント「W.O.W!,」の中で、『メタルファイトベイブレード』の体験イベントを実施する。テレビと玩具の同時展開を目指す。

 YTVとネルバナは、いずれもカナダのメディア・コングロマリット コーラス・エンタテインメント(Corus Entertainment)の子会社である。YTVはカナダの大手子供チャンネルで、これまで数多くの日本のアニメを放送してきたことで知られている。近年の作品数は減少気味だが、『メタルファイトベイブレード』は大型タイトルとして売り込むとみられる。一方、ネルバナは『爆丸』でも、日本の企業と組み大きな成功を収めている。『メタルファイトベイブレード』には、ポスト『爆丸』の期待もかかっているとみられる。
 『メタルファイトベイブレード』は日本では2008年春にタカタトミーガ玩具を発売、2009年のテレビアニメ放送開始と同時に人気に火がついた。国内各地の小売店で売り切れが続出するなど、2009年に最も売れた玩具となった。今回はこのプロジェクトの海外窓口であるアニメ製作会社ディーライツがコーラスグループ、ハズブロとカナダの展開をとりまとめた。

 一方、米国のカートゥーンネットワークも2010年秋から『メタルファイトベイブレード』のテレビ放映を開始する。同局キッズ向けの日本アニメの新作放映は2008年2月の『爆丸』以来となる。
 カートゥーンネットワークは2009年秋から『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』、今年春からは『結界師』を放送開始、さらに『デルトラクエスト』の放映権を獲得したとみられる。2000年代半ばから日本アニメ離れを強めてきた同局だが、日本アニメに新たに関心を持ちはじめている様子が伺われる。

アニメ『メタルファイトベイブレード』 公式サイト(カナダ)
http://www.beyblade.ytv.com/