東映アニメ「プリキュア」好調で 2度目の業績予想上方修正

 国内アニメ制作の最大手東映アニメーションが、平成22年3月期の通期業績予想の上方修正を発表した。同社の通期予想の上方修正は、今年2月25日に続き2回目である。
 発表によれば通期連結売上高はこれまでの202億円から209億円に営業利益は19億円から23億円に、経常利益は21億円から25億円に、そして当期純利益は12億円から14億円にそれぞれ引き上げられる。売上高は平成21年3月期の217億円から微減になるが、当期純利益は4億9000万円から大幅に伸びることになる。
 同社が期初に予想した売上高177億円、営業利益14億円、経常利益9億円、当期純利益6億円も大きく上回る。また、売上高は5年連続200億円の大台を超えることになる。

 上方修正の理由について東映アニメーションは、この3月に公開した劇場アニメ『映画プリキュアオールスターズDX2』の興行成績が好調だったことに加え、第4四半期に放映を開始したテレビアニメシリーズ『ハートキャッチプリキュア!』の商品展開が好成績のためとする。これらが前回発表時の見通しを上回り増収となった。
 『映画プリキュアオールスターズDX2』は、既に興収10億円、観客動員数は100万人を突破したとして伝えられ、プリキュアシリーズの劇場映画最大のヒットとなる見込みだ。また、『ハートキャッチプリキュア!』も、関連商品の売上げが人気の高かったシリーズ前作をさらに上回ってスタートしている。今年7年目を迎えるプリキュアシリーズが業績に大きく貢献したかたちだ。

 また、東映アニメーションは連結業績が当初の予想を上回る見通しとなったことから、期末株式配当金予想も上方修正する。これまでに1株あたり20円に特別配当10円を足し、30円とする。こちらも平成21年3月期の実績と同じ水準となる。

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