米玩具大手ハズブロ第1Q好調 利益大幅増

 米国玩具メーカー第2位のハズブロ(Hasbro, Inc.)は、4月19日に2010年第1四半期の決算を発表した。第1四半期は玩具会社にとって比較的動きの少ないシーズンではあるが、売上高、利益とも前年を上回り、業績の好調を感じさせるものとなった。
 第1四半期の売上高は前年同期より8%多い6億7240万ドルなった。これは外国為替の変動分も含まれており、為替の影響を除外すると5%の増加となる。また純利益は前年の1970万ドルからおよそ3倍の5890万ドルに急伸した。

 特に今期は、これまで同社が強みとしてきた男児向け玩具、ゲーム&パズルだけでなく、女児向け玩具、未就学児向けの市場で大きく成長したのが目立っている。男児向け玩具は前年比3%増(売上高2億3690ドル)、ゲーム&パズルは7%増(同2億2700万ドル)に対して、女児向け玩具は16%(同1億2940万ドル)、未就学児向けは18%増(同7890万ドル)と2桁成長を実現した。
 また、海外部門の成長も目立つ。海外売上高は2億2170万ドル、為替の変動分を考慮する前で17%の増加、為替の変動を除いた後でも9%の増加である。しかし、ライセンス事業は2510万ドルと前年比でおよそ8%の減少だった。

 ハズブロは第1四半期については好調としたものの第2四半期については、前年比で慎重な見通しを示している。昨年は『トランスフォーマー リベンジ』や『G.Iジョー』の劇場映画の公開に伴う出荷があったが、今期はそれに匹敵するものがないためである。
 それでも、通期では増収増益を確保すると強気の見通しを立てている。これは同社が現在ディカバリーチャンネルと進めているこの秋スタートする新しい子供向け放送局「The Hub」などのテレビ放送向けの投資をこなしたうえでのものとしている。玩具関連だけではかなりの成長を見込むことになる。

ハズブロ(Hasbro, Inc.) http://www.hasbro.com/
The Hub http://hubworld.com/press-release.htm