インデックスHD第2Q アニメ事業はTV放映減少も影響

 モバイル、アニメ、ゲームの事業を行うインデックスHDが4月13日に決算発表を行った。期中に急激な事業構築を行ったことから連結売上高は前年同期比の434億7200万円から210億9300万円に減少したが、収益面での改善が目立った。営業利益は前年の12億4000万円から17億4600万円に増加し、経常利益は49億2100万円の損失から11億1700万円の利益に、当期純利益も81億500万円の損失から6億6900万円のプラスとなる。
 不採算事業や中核事業以外のビジネスから撤退し、より得意とする事業に特化する同社の戦略の効果が表れているようだ。連結での営業利益率も前年同期の2.65%から9.54%に大きく上昇している。

 インデックスの中核部門として残されたのは、モバイル&ソリューション事業とエンタテインメント事業のふたつである。また、エンタテイメント事業には、ゲーム会社のアトラス、そのオンラインゲーム子会社ロッソインデックス、アニメ製作のマッドハウス、CGのダイナモピクチャーズから構成されている。
 エンタテインメント事業の上半期の売上高は115億7300万、営業利益は6億5500万円である。第2四半期に業績を牽引したのはアトラスで、北米市場で『Demon’s Souls』、『101 in 1 Party Megamix』が好調だった。アトラスはアミューズメント施設関連事業売却で得た資金を、今後新たなゲームの展開に投入するとしている。

 一方、アニメ製作のマッドハウスは、第2四半期までは現在のアニメ事業を取り巻く環境にやや苦しんだようだ。売上高は減少しており、これはテレビアニメ放映枠が減少していることと、映画事業での収益化が遅れているためである。
 同社は積極的な投資というこれまでの方針を見直し、制作事業重視に経営方針を転換したとしている。さらに本社移転により、固定費の圧縮を実施した。
 ただし、第3四半期には大ヒットになった『サマーウォーズ』の興行収入が計上される見込みだ。さらに同作のBlu-Ray Disc、DVDもヒットしており、下半期の売上げ、収益に期待がかかる。
 CG制作のダイナモピクチャーズはCG制作の受託が好調であることに加え、固定費削減効果も出ており、営業利益に貢献しているという。エンタメ事業は今後もゲーム・アニメ・CGが主軸となって行くとみられる。

 モバイル&ソリューション事業の上半期売上高は、95億1900万円(前年同期155億4600円)となり、営業利益は16億3900万円(前年同期16億3900万円)である。この事業で今後注目されるのは、サウジアラビアでのアニメーション、ゲーム、CG分野の人材育成、産業育成のコンサル受託業務である。
 プロジェクト機関はおよそ2年で、690万ドルの売上げが予定されている。インデックスHDは、今後も中東、北アフリカ地域でモバイル、ゲーム、アニメの事業を展開するとしている

インデックスホールディングス  http://www.index-hd.com/