創通第2Q決算 ガンダム30周年好調もアニメ企画苦戦

 アニメ企画やライツ管理などを行う創通は、4月7日に平成22年8月期第2四半期の決算発表を行った。売上高は前年同期比7.2%減の64億7500万円、営業利益は27.1%減の7億2200万円、経常利益は24.7%減の7億6000万円となっている。また、四半期純利益は22.4%増の4億6200万円となった。

 売上げの大半は、これまでと同様メディア事業が占めている。特に今期は『機動戦士ガンダム』30周年に関連した事業が好調だった。創通はガンダム30周年に連動したイベントや販促キャンペーンの展開が牽引し、広告、プロモーション収入が、前年同期を大幅に上回ったとしている。
 しかし、同社がコア事業と定めるアニメ番組のプロデュースは、収益性が悪化した。これはスポンサーのコンテンツ投資意欲低下や広告予算縮小により影響を受けた。アニメ新番組企画が業界全体でこれまでより減少しているためと見られる。
 また、新卒者の就職採用事業の縮小により、就職情報事業子会社ジェイ・ブロードの広告が大きく減少したことも、メディア事業の営業利益を引き下げた。メディア事業の売上高は48億2300万円(前年同期比10.9%減)、営業利益は1億4800万円(同45.3%減)である。

 ライツ事業では、ガンダムシリーズの大型案件がなかったことが減収要因となった。今期はゲーム機などの案件がなったことが響いた。好調だったのは『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『咲-Saki-』といった作品の商品化版権収入である。
 ライツ事業の売上高は11億5900万円(前年同期比13.4%減)、営業利益は5億7000万円(同24.4%減)である。
 一方、読売巨人軍が日本シリーズで優勝したことからスポーツ事業は、売上高4億9300万円と前年比119.1%増と急伸した。また、営業利益は4800万円(同336.6%増)とこちらも増加した

 下半期は4月からの新番組『SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』、『ジュエルペット~てぃんくる』などに注力する。
 しかし、創通は下半期も事業環境は厳しいと予想する。また、スポンサーの番組投資の減少から製作委員会組成が困難となるケースが増えていると指摘する。取り扱い作品数は期初の予定していた10作品から6作品に引き下げ、プロデュース作品数は15作品から10作品に引き下げる。
 こうしたなかで連結売上高146億円、営業利益14億8000万円、経常利益15億円、当期純利益8億5000万円を予想する。

創通 http://www.sotsu-co.jp/