動画協会アニメ作品データベース構築へ ベータ版公開

 日本動画協会(AJA)はこの春から団体のウエブサイトにて、国内のテレビアニメ、劇場映画、OVAの作品情報をまとめて提供するAJAアニメ作品データベースのベータ版の公開を開始した。日本動画協会は、国内のアニメ関連企業を会員に構成されるアニメ製作会社34社と業界関連会社26社の合計60社で構成されている。
 AJAアニメ作品データベースは、協会の中に設けられたデータベースワーキンググループを中心に作業が進められてきた。これまで公開されたアニメ作品のデータベース化を目指している。今回公開されたのはこの一部で、ベータ版とされている。

 アニメ作品データベースの活動は、3月25日から5日間、東京ビッグサイトで行われた東京国際アニメフェア2010の日本動画協会ブースにて始めて公開されたものだ。現在は、ベータ版のため2009年春と夏に公開された作品をデータベース化している。また、データの内容は作品タイトルとそのスタッフなどの概要、サブタイトルなどである。
 サイトの管理・運営は、動画協会が行っている。動画協会は、今後もデータの整備を進め、順次公開するとしている。収録データの活用の可能性も拡大することになるだろう。

 国内では毎年毎年数多くのアニメ作品が制作されているが、製作会社・制作会社以外の公の第三者機関の作品情報はあまりデータ化されていなかった。映画については映画製作者連盟の映連データベースやユニジャパンのJFDB(日本映画データベース)があり、また映像産業振興機構のジャパン・コンテンツ・ショーケーもあったがアニメに特化したものは存在しない。
 作品情報の多くは、個別企業や個人の努力により保存されてきた。このため古い作品では正確な作品情報が失われていたり、情報確認が困難な状況もしばしばある。今回のAJAアニメ作品データベースはそうした情報整備の役割を担うことになる。
 一方で、膨大な量に上るデータ入力作業は、人手も資金もかかる作業で今後のさらなるデータベース化の課題になる。また、過去の作品になるほど原データが既に失われている可能性が高く、データの正確性も大きな課題になるだろう。

AJAアニメ作品データベース http://animedatabase.jp/
日本動画協会 http://www.aja.gr.jp/

映連データベース http://db.eiren.org/
JFDB(日本映画データベース) http://www.japancontent.jp/
ジャパン・コンテンツ・ショーケース http://www.japancontent.jp/