TMS 日本郵政のイメージキャラ 権利持分50%獲得

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 国内アニメーション製作会社大手のトムス・エンタテインメントは、日本郵政グループのイメージキャラクターである「ポスティーズ(Posties)」の著作権の50%を獲得した。キャラクターの権利はこれまで日本郵政とオリエンタルランドが50%ずつ保有していた。今回トムス・エンタテインメントは、オリエンタルランドの持分を4月1日に全て譲り受けた。
 ポスティーズは2008年10月に日本郵政誕生1周年を記念して、日本郵政とオリエンタルランドが共同開発をしたものだ。ポポック(Popock)とキミック(Kimick)、ベルリック(Belrick)の3つのキャラクターで構成されており、「郵便局ありがとうフェア」やイベント時のライブ出演など日本郵政のイベント、キャンペーンなどで活躍する。

 トムスは2009年6月に既に日本郵政とオリエンタルランド両社とポスティーズのキャラクター開発やブランド管理の業務委託契約を結んでいた。その中で専任チームを設置し、キャラクターの商標権の活用をはじめとするポスティーズ事業のサポートを行ってきた。
 今回はキャラクターそのものを獲得することで、より広い範囲でポスティーズに関ることになる。トムスは今後はポスティーズのIP価値最大化し、キャラクターの共同著作権者としてブランド管理をし、さらにライセンス営業も開始する。国内の広い範囲で展開するキャラクターの潜在価値をさらに拡大させることを目指す。
 オリエンタルランドは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを核とした東京ディズニーリゾートを運営する。2000年代に入り、事業多角化の一環としてキャラクター事業、アニメーション事業を手がけた。しかし、昨年来、コア事業であるテーマパークの運営により注力する方針を明確にしている。キャラクター事業、アニメーション事業を行ってきたOLC・ライツ・エンタテインメントも2009年に解散している。今回のキャラクターの権利譲渡もそうした経営再編の一環とみられる。
 一方、トムスは、全国におよそ2万5000店舗を持つ日本郵政のイメージキャラクターという可能性に挑戦することになる。『アンパンマン』や『名探偵コナン』などの大型キャラクターで培ってきたノウハウが活用されそうだ。

「ポスティーズ(Posties)」 http://www.japanpost.jp/group/posties/
トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/