DVDはフリー「ブラック★ロックシューター」新ビジネス

(C)huke/B★RS Project

 2009年夏のアニメ化発表、9月のパイロットエディションリリースを経て、注目のアニメ『ブラック★ロックシューター』の本編の最新情報が明らかにされた。3月24日、東京・秋葉原 UDXシアターで開催された製作発表会で発表された。
 『かんなぎ』などの監督で知られる山本寛さんが率いる新興アニメスタジオのOrdetが制作、山本さん自身も監修として参加する。また、監督には吉岡忍さん、キャラクターデザイン・作画監督に松尾祐輔さんらが参加する。

 注目の作品のリリース形態は、なんと無料配布だという。長さおよそ50分ものオリジナルアニメが、様々な方法で全編フリーにて提供される。6月25日から8月31日までをアニメ「ブラック★ロックシューター」拡大キャンペーンとして、作品上映会、ネット配信など従来にもみられた方法に加え、DVDの無料配布も開始も行う。
 6月25日に店頭に並ぶ「月刊ホビージャパン」での無料付属展開が第1弾である。作品がユーザーの手元に残るかたちのDVDの無料配布は、異例のビジネスだ。実際の収入は、特典をつけたBlu‐Ray Discの発売や同時に発売される関連フィギュアなどから回収することを目指す。現在、注目を浴びる「フリー」を利用したビジネスをまさに実践する。新たなビジネスモデルへの挑戦は、アニメ業界だけでなく幅広いメディアから注目を集めることになるだろう。

(C)huke/B★RS Project

 この関連フィギュアは、B★RS Projectから7月に発売される「figma ブラック★ロックシューター」と「ねんどろいど ブラック★ロックシューター」、それにグッドスマイルカンパニーが4月に発売する「ブラック★ロックシューター Black Blade Ver.」である。
 いずれも新進イラストレーターhukeさんがネット上に投稿したオリジナルキャラクターがベースになっている。アニメの人気拡大に合わせて、こちらの注目度もアップしそうだ。

 『ブラック★ロックシューター』は、hukeさんのオリジナルキャラクターに着想を受けたsupercellのryoさんが、音声合成ソフトの初音ミクによって作曲をした。さらにhukeさんがニコニコ動画に自らイラスト制作、映像編集を行った動画を発表したことでムーブメントが広がった。
 ニコニコ動画での累計再生数が2010年3月までで、実に290万回以上である。曲の広がりから、キャラクターにも人気が集まり、今回のアニメ化につながっている。

アニメ「ブラック★ロックシューター」オフィシャルウェブサイト 
http://www.blackrockshooter.jp/

[スタッフ]

原作: huke
音楽: ryo
監督: 吉岡忍
キャラクターデザイン・作画監督: 松尾祐輔
監修: 山本寛
アニメーション制作: Ordet
美術監督: 森川篤
色彩設計: 中島和子(A-1 Pictures)
撮影監督: 廣岡岳(アステリズム)
音響監督: 菊田浩巳(楽音舎)