東京コンテンツマーケットからNHKに「動物かんきょう会議」

 中小コンテンツ企業の作品ビジネス化支援を目的に、2002年より毎年秋に東京コンテンツマーケット(TCM)が開催されている。このTCMの2007年の静止画部門奨励賞を受賞した『動物かんきょう会議』がアニメ化され、このほどNHIK教育テレビで放映されることが決定した。
 3月20日16時半から55分の時間で、第1話から第5話までが連続放映される。世界各国を代表する動物が擬人化され、環境問題をテーマにしたエピソードを展開する。

 TCMの出品作品が地上波テレビで商業展開するのは今回が初めてである。TCMを開催する経済産業省関東経済産業局は、大きな成果としている。今後のTCMのさらなる活性化の力となりそうだ。関東経済産業局は引き続き見本市開催やネットワークづくりの強化、コンテンツ制作者への支援、市場拡大を目指す。
 『動物かんきょう会議』の原作を開発したのは、デザインワークスやキャラクター・コンテンツの開発を手がける株式会社ヌルーエである。2007年のTCMアワード受賞後、2008年以降も引き続きTCMに出展を行ったほか、関東経済産業局主催のプロジェクト「Japan Creator’s Network」(JCN)で作品コンセプト構築や経営などの指導を受けた。また2008年のTIFFCOMの映像企画マーケットTPG(Tokyo Project Gathering)にも出品されている。こうした取り組みが大きな成果につながった。

 作品は1997年の京都で世界環境について討論する会議COP3が開催されたのを契機にスタートした。それぞれのお国柄を反映した動物キャラクターたちが、身近な環境問題について語りあうかたちとなっている。時には真面目、時には無知やエゴも交えつつ議論する様子を通じて、環境問題への理解を促す。
 現在は、アニメのほかに双方向型の機能を持ったウェブサイトを展開、絵本は韓国での小学校副読本に採用されるなど幅広く親しまれている。確かなテーマ性もあり、作品は今後も広く活用されそうだ。

原作「動物かんきょう会議」プロジェクトページ http://zomama.jp/

株式会社ヌルーエ http://www.nurue.com
東京コンテンツマーケット2009 http://tcm2009.jp/