TAFで「個人発アニメーションの15年史」作家多数登場

 3月25日から28日まで東京ビッグサイトで開催される東京国際アニメフェア2010のビジネスデーに、日本の個人発のアニメーションを振り返る注目のシンポジウムが開かれる。アニメフェアのビジネスデー2日目 26日に設けられた「個人発アニメーションの15年史~相互越境による新たな視点~」である。
 シンポジウムは、現在、多様な展開を遂げる個人発のアニメーションの歴史を振り返ると同時に、その展望を語る。3月26日の10時30分より東京ビッグサイトの会議棟、607・608会議室にて開催する。

 主催者によれば、個人発アニメーションの「発」には個人が制作した作品を「発信」していくことだけでなく、この15年のスパンで起業による組織化および長編映画やテレビシリーズの監督を行う若手の例が出てきている事も踏まえ、「出発点」が個人であるという意味合いも込められている。
 また、個人発アニメーションという言葉を使用することで用語として新ジャンルを定義するなどではなく、よく言われるソフトウェアやハードウェアの進化および安価化やインターネットなどの通信環境の変化も含め、むしろ様々な業界との相互越境を機軸とした比較や相対化から何が浮かび上がってくるのかにフォーカスするとしている。様々な言葉で語られることの多い個人発アニメーションに、新たな視点を投げかける。

 注目されるのは、当日シンポジウムに参加する作家たちの顔ぶれだ。1990年代から広く活躍するロマのフ比嘉氏、インディペンデントレーベルPIXの活動を続けるうもとゆーじ氏など業界の重鎮から青木純氏などの若手、さらには『オオカミはブタを食べようと思った。』の竹内泰人氏、『フミコの告白』の石田祐康氏など最も新しい動きをする新世代の作家まで登場する。
 世代や制作手法、そして活動する業界までが異なるゲストが招ねかれる。当日はこれまでの活動から近作の紹介までも予定している。竹内泰人氏の新作『魚に似た唄』は、今回のシンポジウムが初公開の場となる予定だ。

 参加は無料だが、事前申込が必須となる。申し込みは、東京国際アニメ2010の「ビジネスエントリー>シンポジウム聴講申込」から可能である。
 アニメフェアのビジネスシンポジウムは、「個人発アニメーションの15年史」を含めて全部で16テーマが用意されている。例年、早期に申込が締め切られるものも多いため、早めの申し込みがお薦めである。

「個人発アニメーションの15年史/相互越境による新たな視点」
http://www.tokyoanime.jp/event/view_symposium.php?id=12&time_id=1

3月26日(金) 10:30 – 12:00
会場: 607・608会議室(シンポジウム)
主催: 個人発アニメーション研究会

パネラー(予定)
■ うもとゆーじ 
      (ウサギ王/インディペンデントレーベルPIX代表)
■ ロマのフ比嘉 
      (スタジオアールエフ/『CATBLUE:DYNAMITE』・『戦国エイリアン』監督)
■ 青木純
      (スペースネコカンパニー/『アダチン』・『コタツネコ』作者)
■ 竹内泰人
      (『オオカミはブタを食べようと思った。』・『魚に似た唄』作者)
■ 石田祐康
      (『フミコの告白』・『rain town』作者) 

司会:真狩祐志

[ビジネスシンポジウムスケジュール]
http://www.tokyoanime.jp/event/view_timetable.php
http://www.tokyoanime.jp/event/view_timetable.php?day=26