2012年国際マンガサミット 鳥取県が国内候補に

 東アジアを中心に各国のマンガ関係者が年に一度集まる国際マンガサミットが、2012年に鳥取県で開催される見込みだ。NPO法人アジアMANGAサミット運営本部が同県を国内開催地候補と決定し、鳥取県庁に伝えた。
 これを記念して水島新司さん、モンキー・パンチさん、里中満智子さんら、国内マンガ家28名がマンガの寄せ書きをした色紙が鳥取県に寄贈された。色紙は2月26日行われた「マンガジャパン/デジタルマンガ協会 合同新春の会」で描かれたもので、3月3日県庁知事室で披露された。

 国際マンガサミットは、1996年に日本で開催された国際的な展示会と研究会が始まりとなっている。その後、大会の内容を少しずつ変えながら現在は大規模な国際イベントに成長した。国内外のマンガ家が集まり、マンガを通した文化交流や著作権などをテーマにしたシンポジウムのほか、様々な企画が行われる。
 日本では2002年には第5回横浜大会、2008年には第9回京都大会が開かれており、2012年台13回に鳥取大会が実現すれば、4度目の開催となる。国際マンガサミットの開催地は、日本のほか中国、韓国、香港、台湾の各国で事実上持ちまわりとなっている。2008年の京都以来、2009年台湾大会が行われ、2010年韓国大会、2011年中国大会の予定が既に決まっている。このため2012年は日本となり、今年の韓国大会で鳥取県が第13回国際マンガサミット開催地に正式に決定される見込みだ。
 鳥取大会では、シンポジウムやパネルディスカッション、原画展、公開アトリエなどの開催が予定される。
鳥取県はサミット開催により、現在推進している「まんが王国とっとり」の認知度向上に取り組むとしている。

 鳥取県は『名探偵コナン』の作者青山剛昌さん、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者水木しげるさん、また『遥かな町へ』などで国際的に知られる谷口ジローさんらの出身地として知られる。こうした作者や作品と観光、地域振興を結びつけた取り組みを早くから行ってきた。
 国際マンガサミットの誘致も、そうした地元とマンガの結びつきによって生まれたものである。マンガが得意な自治体としてのアイデンティがさらに強化されそうだ。

鳥取県 http://www.pref.tottori.lg.jp/