米ハズブロ2009年増収増益 5年連続増収に

 米国の大手玩具メーカーであるハズブロ(Hasbro) は、2月8日に2009年の通期決算、第4四半期決算を発表した。通期決算は増収増益となり、5年連続の増収、9年連続の増益を実現した。
 しかし、通期売上高は40億8000万ドルと前年比で1%の微増にとどまっている。ハズブロによればこれには為替変動の影響があり、為替要因を除いた場合は3%の増加としている。純利益は3億7500万ドルと前年同期比で22%増加し、好調さを維持した。

 好調だったのは「トランスフォーマー」を中心として男児向けの玩具である。売上高は14億7000万ドル、前年比7%増である。女児玩具も5%増の7億9000万ドルだった。ただし、ゲーム&パズルは前年並みの13億4000万ドル、幼児向け玩具は1%増の4500万ドルと微増にとどまった。
 また国内外別では北米地域が24億5000万ドルと2%増加したのに対して、海外は3%減の14億6000万ドルだった。男児玩具は好調だったが、為替の影響があったほか女児向け、幼児向けの売上げが減少した。

 ハズブロは2010年からは玩具だけでなく、映像関連に向けても積極的に事業展開を進める。既にCATV局運営の大手ディウカバリー・コミュニーケョンと今年10月から新たな子供向けの放送局を設立することを発表しており、さらにこの放送局に番組を供給するハズブロ・スタジオを創設した。自社キャラクターを利用した番組を製作・調達する予定だ。ここからは玩具からキャラクター、映像ビジネスにウィングを広げる意図が見て取れる。
 コミックス出版社マーベル・エンタテイメントが、コミックスからキャラクター、さらに映画事業に事業を拡大したようにハズブロも玩具からキッズ向けの総合エンタテイメント企業を目指す。それは米国のライバル社マテルより、むしろ日本のバンダイナムコグループの展開を彷彿させる。

ハズブロ(Hasbro) http://www.hasbro.com/