NHKエンタープライズと国際メディアコーポ 統合を発表

 国内最大の放送団体であるNHKは、同社の関連企業であるNHKエンタープライズと国際メディア・コーポレーションの2社を平成22年4月1日付けで統合することを明らかにした。NHKエンタープライズが存続会社となり、商号もNHKエンタープライズのままとする。
 NHKエンタープライズが、国際メディア・コーポレーションの事業を引き継ぐかたちとなる。ただし、国際メディア・コーポレーションのスポーツ事業はNHKグローバルメディアサービスに移行される。NHKエンタープライズは、国際メディア・コーポレーションとの統合により海外関連事業を大幅に強化する。

 NHKエンタープライズはNHKの有力子会社で、NHKからの委託により番組の制作や購入、販売などを行っている。平成20年度の売上高は465億4200万円となっている。NHKグループが株式の97.3%を保有している。
 一方、国際メディア・コーポレーションは、NHKグループの出資は0.4%とほとんどないが、同社の事業の多くがNHK関連のものとなっている。NHKで放映される番組の海外からの買い付け、またNHK番組の海外販売業務を行っている。平成20年度の売上高は94億3300万円、放送番組の海外事業の大手である。
 番組販売にはアニメ作品も多数含まれており、グローバルマーケットにおけるアニメビジネスのキープレイヤーのひとつである。また、海外アニメーションの買い付けも行っている。

 NHKは国内での番組制作とコンテンツ展開を行うNHKエンタープライズと国際業務に強みのある国際メディア・コーポレーションの統合は、国内外のコンテツの戦略的展開を効率的に行う体制づくりのためとする。
 実際に、これまでばらばらに展開していた国内と海外の番組取引ビジネスが一体化することで、経営のシナジー効果が期待出来そうだ。NHKはこれ以外に、米国とヨーロッパの海外制作会社と日本語放送子会社も合併する。今後、国際業務の強化を目指す。

NHK  http://www.nhk.or.jp/
NHKエンタープライズ http://www.nhk-ep.co.jp/
国際メディア・コーポレーション http://www.micojapan.com/