「メタルファイトベイブレード」 ハスブロ今秋から米国展開

 国内で男の子たちの間で大ヒットになっている『メタルファイトベイブレード』が、2010年秋から米国で展開を開始する。米国の大手玩具会社ハスブロが、この秋から米国で、それに先立つ春からはカナダで『メタルファイトベイブレード』の玩具を発売する。
 ハスブロ(Hasbro)は日本のアニメ企画・製作会社ディーライツ、カナダのアニメーション流通会社ネルバナ・エンタープライズ(Nelvana Enterprises)と契約し、『メタルファイトベイブレード』のアジアと中東を除く全世界での玩具のマスターライセンスを獲得した。また、秋からは米国で全51話のテレビシリーズの放映も開始する。

 ハスブロは『メタルファイトベイブレード』のオリジナルとなった『ベイブレード』も取り扱った経験がある。日本のタカラトミーと同様に、『メタルファイトベイブレード』として生まれ変わった商品を新たな世代の子供たちに積極的に紹介する。
 商品は8歳以上をターゲットとしており、価格は標準的な単体商品定価7.99ドルからボックスセット24.99ドルなどある。日本同様に周辺玩具なども含めて、幅広いラインナップで送り出す。
 2月14日から17日までニューヨークで開催される北米最大の玩具見本市Toy Fair2010で、ハスブロは『メタルファイトベイブレード』を本格デビューさせる。同社は今年のハイライト商品として最初に『メタルファイトベイブレード』の名前を挙げるなど、秋以降、年末年始商戦に向けて積極的に売り込む構えだ。

 『メタルファイトベイブレード』は2002年の『ベイブレード』を現代にリバイバルさせて新商品で、マンガとアニメを同時展開する。国内では2009年4月にテレビアニメの放映開始と共に、人気が爆発した。現在は、国内玩具市場を牽引するほどの大ヒットになっている。また、昨年9月からは韓国でもテレビ放映を開始、玩具展開も始まっている。
 米国では、テレビ放映と玩具展開を同時に開始することで、一気にスタートダッシュを図る構えだ。北米でもヒットとなれば、ハスブロ、タカラトミーの双方に大きな利益をもたらすだろう。

 今回、ハスブロとのライセンス交渉にあたったディーライツは、三菱商事が100%出資する。スタジオジブリが制作する劇場映画の製作委員会などにも参加する会社だ。三菱商事、三菱東京UFJ銀行は、2009年5月にタカラトミーに出資し、タカラトミーの筆頭株主になっている。
 ディーライツは『ベイブレード』の海外事業も取り扱ったが、今回は資本提携を基により深くビジネスに関わったようだ。競合他社のバンダイと較べると海外展開力の弱いタカラトミーだが、今後はこうしたディーライツとの連携がさらに増える可能性が高い。

ハスブロ(Hasbro) http://www.hasbro.com/
タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/