バンダイナムコグループ ライブ事業進出 4月に新会社

 2月2日、バンダイナムコホールディングスは、平成22年第3四半期の決算発表に合わせて、通期業績予想の下方修正、代表取締役およびグループ各社の役員人事、それに会社の新しい戦略を打ち出した「バンダイナムコ・グループ・リスタートプラン」を公表した。
 このリスタートプランの中では、同グループが玩具やゲーム、アニメ・映像、インターネット・モバイルに加えて、新たにライブエンタテインメントに進出する方向性が明らかにされた。4月1日付けで、株式会社バンダイナムコライブ(仮称)が設立される予定だ。

 新会社は資本金1000万円で、グループのアニメ・映像パッケージ事業を手がけるバンダイビジュアルが51%、アニメ製作のサンライズが49%を出資する。また、代表取締役社長にはアニメ関連を中心の音楽事業を行うランティスの井上俊次代表取締役社長が兼任する。グループのアニメ関連企業がタッグを組んだかたちとなる。
 事業内容はイベント・ライブの企画・製作、イベント・ライブ映像制作、グッズ企画・製作販売、チケット販売などとされている。ここでは特にアニメと明記されているわけではないが、アニメや声優関連のイベントとその関連事業が中心になるとみられる。

 近年、アニメビジネスでは、これまでの製作費のかなりの部分を支えてきたDVDやBlu-Ray Discなど映像パッケージの利益の低下が顕著になりつつある。コンテンツのデジタル化の進展が、パッケージの持っていた価値の一部を減価させているかたちだ。
 その一方で、デジタル化出来ないライブな体験であるイベントの人気が高まっている。アニメ関連企業でも、アニメ作品とイベントを組み合わせた事業への関心が増している。そうした中でバンダイナムコグループも、独立した会社を設立することでアニメ関連のイベント事業にさらに本格的に進出する構えだ。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/

バンダイビジュアル http://www.bandaivisual.co.jp/
サンライズ http://www.sunrise-inc.co.jp/
ランティス http://www.lantis.jp/