GONZO 22年3月期上半期 売上高12億6200万円

 アニメ製作会社ゴンゾの第11期半期(平成22年3月期上半期)報告書によれば、同社の平成21年4月から9月までの連結売上高は12億6200万円だった。これは前年同期比でおよそ59%の減少となる。また、営業損失は1億5200万円、経常損失は2億700万円、中間純利益は8200万円だった。
 依然、利益面での赤字は続いている。しかし、半期決算は、昨年6月に発表された業績予想より営業利益で1億200万円、経常利益で7600万円の増加となった。これは期中にテレビ放映、DVD発売された作品の一部のライツ収益が当初予想を大幅に上回ったためである。

 売上高の大きな減少は、オンラインゲーム事業の連結子会社ゴンゾロッソを2009年3月31日に中小企業サービス機構に売却、デジタル事業部門をグラフィニカに売却するなど、事業の再構築、スリム化を進めたためである。また、アニメ制作本数の減少も、売上高の減少につながったと見られる。
 期中はアニメ制作では『シャングリ・ラ』、『咲-Saki-』、『アラド戦記~スラップアップパーティー~』を手がけた。ライセンス事業はこれらの作品加えて、『ロザリオとヴァンパイアCAPU2』、『ドルアーガの塔~the Aegis of URUKU~』、『鉄のラインバレル』を扱った。 
 また、借入金の一部の債務免除を受けたことから特別利益3億3900万円を計上した。これが、半期純利益の黒字化につながった。

 2009年7月の上場廃止の理由となった債務超過状態は、依然解消されていない。半期末の時点で超過債務は26億4100万円、営業キャッシュフローもマイナスとなっている。一方で、期中に4億円の長期借り入れを行ったこと、また3億3900万円の債務減免が行われたことから、当面の事業活動には支障はないと見られる。
 ゴンゾは今後、収益の改善とアニメーション事業への特化、成長領域での事業推進を行うことで、経営体質の収益化をさらに進める。また、引き続き新たな資本増強も模索する。アニメーション事業では、中国を中心としたアジア圏で共同製作を進めるとしている。

ゴンゾ http://www.gonzo.co.jp/