知財本部 「知的財産推進計画(仮称)」策定向け意見募集

 内閣府に設けられた知的財産戦略本部は、2010年前半に国の知的財産戦略の骨格となる新たな「知的財産推進計画(仮称)」を策定する方針を明らかにした。知的財産推進計画はこれまでにも毎年まとめられて来たが、今回は民主党政権下で初の策定となり、これまで以上に注目を浴びることになりそうだ。
 実際に、今回の推進計画は、昨年12月に閣議決定された「新成長戦略(基本方針)」と連動するとしている。これまでにない視点が盛り込まれる可能性もありそうだ。

 知的財産戦略本部は、日本の産業の中核のひとつに知識集約型の産業を加えることを目指し、その戦略を策定する場として設置されている。映画やアニメ、マンガ、ゲーム、音楽などからなるコンテンツ産業は、なかでも重要な領域としている。
 また、成長を支える要素として海外戦略を重視しており、海外で人気、評価の高いアニメ、マンガ、ゲームについても多くが言及される。2000年代の国のコンテンツ産業政策の中心となってきたが、2010年代も引き続き重要な役割を果たしそうだ。

 この新しい知的財産推進計画の策定にあたり、知的財産戦略本部は広く国民の意見を求めるとして、1月25日から2月15日まで意見募集を行う。これまでの知的財産にかかわる施策について抜本的に見直すべき点や新たに盛り込むべき政策事項などを聞きたいとしている。
 具体的な検討課題には、国際標準化戦略の推進方策について、知的財産による競争力強化方策について、コンテンツの強化方策についてなどが挙げられており、引き続きコンテンツ産業振興は重要課題のひとつになるとみられる。また、知的財産戦略本部はこれに先立って、「インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策」の意見募集も行われており、こちらも今回大きく取り上げられるとみられる。

知的財産戦略本部 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/index.html