ブロスタTV 米有力CGスタジオ リズム&ヒューズと提携

 映像作品を中心にコンテンツ・キャラクター事業をおこなうブロスタTVが、米国・ハリウッドの有力CG会社リズム&ヒューズ(R+H)と提携する。両社共同でオリジナルのキャラクターを開発し、世界市場に向けて展開していく。
 ブロスタTVによれば、東西の文化とクリエイティブを融合させたこれまでに類を見ない作品を創り出して、全世界の視聴者やユーザーに届けることを目標としている。また、展開する分野としてモバイル事業を筆頭に挙げ、さらに絵本やマンガなどの出版、ゲーム、映画、テレビ、商品ライセンスなどに広がる。R+HはCGスタジオでもあり、CGアニメーションの展開も可能性が高いだろう。

 事業の分担はブロスタTV 代表の中野隆治氏が、ハリウッドのクリエイティブと日本のコンテンツ開発に言及しており、R+Hのコンテンツ開発とブロスタTVのクロスメディア戦略といったフローが伺われる。また、R+Hは、携帯電話やSNSに触れており、モバイル、ネット、コミュニテイといったことが新ビジネスのキーワードになっている。
 近年、日米のコンテンツ共同開発は次第に増える傾向となっている。しかし、多くの事業パターンは日本がコンテンツを制作、提携企業が海外市場で作品展開するケースが多い。今回は、コンテンツを米国、ビジネスフォーマットを日本というやや新しいタイプの取り組みとなっている。

 ブロスタTVは、テレビ朝日とコンテンツクリエイターの支援事業のデジタルスケープの共同事業によって、2007年にスタートした会社である。インターネットを通じたコンテンツ配信を通じて、新しいコンテンツの創出を目指している。クリエイター人材発掘サイトとタイトルしたコンテンツ配信サイト「BUROSTA TV」を運営する。
 一方、R+Hは、ジョン・ヒューズ氏らによって1987年に米国・ロサンゼルスに設立された。映画やテレビ、コマーシャルのCG、VFX、キャラクター開発などを幅広く行う。また、映像実写、アニメーション、ゲームムービー多様だ。代表作には『ナイト ミュージアム』、『ナルニア国物語』シリーズ、などがあり、アカデミー賞視覚効果賞の受賞経験もある。
 日本と米国、国境を越えた異色の組み合わせは、多くの人の関心を集めそうだ。新しいコンテンツ、新しいビジネスを目指してきたブロスタTVの新たな挑戦から、目が話せない。

ブロスタTV http://www.brosta.tv/
リズム&ヒューズ(Rhythm&Hues Studios) http://www.rhythm.com/