コナミ 遊戯王TCG偽造裁判で全面勝訴の見込み

 ロサンンジェルスの法律事務所Milord & Associatesが運営するLos Angeles Intellectual Property Trademark Attorney Blog(ロサンゼルス知的財産商標ブログ)が、「遊戯王」のトレーディングカード(TCG)を巡るコナミとアッパー・デック(Upper Deck)の裁判の最新情報を伝えている。
 Los Angeles Intellectual Property Trademark Attorney Blogによれば、ロサンゼルスの裁判所はそのヒアリングにおいてコナミの主張をほぼ全面的に認めた。一方で、アッパー・デックが「遊戯王」の商標権を侵害し、不正競争を行っており、著作権を侵害したとしている。最終的な判決は1月26日に下される予定である。

 この裁判は2008年に米国で起きた「遊戯王」TCGの偽造カードの製造と流通に関するものである。日本のゲーム会社で「遊戯王」TCGのライセンスを持つコナミデジタルエンタテインメントは、アッパー・デックがこの偽造事件に関わっていたとしている。
 アッパー・デックは米国最大のトレーディングカードゲーム会社として知られている。スポーツやキャラクターなど様々なTCGを取り扱っている。アッパー・デックは、2008年までコナミより「遊戯王」TCGのライセンスの供与を受けて世界の広い地域で販売を行なっていた。「遊戯王」TCGは、北米で1、2位を争う人気TCGで、その売上げはアッパー・デックにとっても大きなシェア占めていた。
 コナミは偽造事件を理由にアッパー・デックへのライセンス供与を停止し、2009年からは自ら「遊戯王」TCGの事業展開している。コナミはこの契約打ち切りの正当性を訴えていた。

 コナミとアッパー・デックの「遊戯王」TCGの偽造カードとグローバルライセンスの取り扱いを巡る事件では、既に米国、ヨーロッパの双方でコナミを支持する判断が多く出ている。しかし、今回の裁判は、その核となるものである。1月26日の判決でコナミの正当性が最終的に確認される見通しだ。
 コナミは既に2009年初めから、自社による「遊戯王」TCGの世界事業に乗り出している。このため今回の判決は、現在のビジネスには大きな影響はないとみられる。
 当初はコナミ自身によるTCGの流通やTCGに不可欠なゲーム大会の運営を不安視する声が、国内外に多かった。しかし、米国のポップカルチャー業界情報誌のICv2が、2009年のホビーゲームビジネスニューストップ10の1位にコナミの「遊戯王」TCGの成功を挙げるなど、同社のビジネスは好調を維持している。

Los Angeles Intellectual Property Trademark Attorney Blog
(ロサンジェルス知的財産商標ブログ)
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