インデックス マンガとマーベル作品をインドの携帯配信サービスで提供

 モバイルコンテンツ・エンタテイメント企業のインデックス・ホールディングス(インデックスHD)は、1月8日からNTTドコモと協業し、インド向けにマンガ・コミックス配信事業を開始する。サービスはNTTドコモとの共同事業で、NTTドコモが出資するタタ・テレサービス(Tata Teleservices)とタタ・テレサービス・マハラジャ(Tata Teleservices Maharashtra)運営の「TATA DOCOMO」向けに行う。
 インデックスHDの子会社インデックスが、「DOCOMICS(ドゥーコミックス)」と名付けられたサービスを通じてTATA DOCOMOのユーザーに電子コミックス配信を行う。この事業を通じて、インデックスHDとNTTドコモはインドでの携帯事業の拡大を目指す。
インドの携帯事業は、世界有数の成長市場として注目されている。タタ・テレサービスはインドでは第6位の携帯電話会社だが、急激にシェアを拡大し大きな注目を浴びている。

 DOCOMICSでは、日本のマンガ、そして米国最大のコミックス出版社マーベル・エンタテインメントの作品が配信される。日本のマンガは大日本印刷の子会社で国内携帯向けの電子書籍配信の有力アグリゲーター モバイルブック・ジェーピーが作品を供給する。
当初の配信タイトルは、伊藤明弘さんの『ジオブリーダーズ』(少年画報社)や麻宮騎亜さんの『サイレントメビウス完全版』(徳間書店)など8作品である。今後もラインナップを拡充するとしている。
 一方、マーベル・エンタテインメントからは、マーベル・コミックスのおよそ500タイトルの中から『スパイダーマン』、『X-MEN』、『シビルウォー』などの人気作品からスタートする。今後も映画化作品を中心にさらにラインナップを増やす予定だ。

 DOCOMICSの中でのインデックスの役割は、コンテンツサーバの管理運営とコンテンツアグリゲーション業務となる。コンテンツサーバの管理運営では、日本国内に置かれたサーバからのインド向けに電子マンガ・コミックスに配信を行う。セキュアな環境にサーバを置くことで、サービスの信頼性を高める。
 コンテンツアグリゲーション業務は、異なる権利者から委託された作品を配信会社に提供するものである。こちらはマーベルの作品を管理する、インデックスHDはグループのアニメ製作会社マッドハウスを通じてマーベルとつながりがあった。こうした関係がさらに携帯事業にも拡大する。

 近年、海外の携帯電話機能と利用環境が急激に向上するなか、日本で成功を収めた携帯でのマンガ配信ビジネスを海外でも展開する動きが進んでいる。しかし、その多くは日本のマンガ、そしてサービスを提供する地域のマンガ・コミックスの提供サービスにとどまっている。
 今回、インデックスが日本以外の国の作品を日本以外の国に提供する試みは、全く新しい展開となる。特に、世界的に知られたマーベル・コミックスの作品であることは驚きが大きい。携帯向けのコンテンツ配信を得意とする日本企業のノウハウが高く評価されたと言っていいだろう。
インデックスは、今後は同様のモバイルコンテンツ配信のフランス、スペイン、イタリアといったヨーロッパ地域での展開も視野に入れる。

インデックス・ホールディングス http://www.index-hd.com/
NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/
モバイルブック・ジェーピー http://www.mobilebook.jp/