2009年 P2Pファイル共有ソフト利用者 初の減少9.1%

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本レコード協会(RIAJ)、日本国際映画著作権協会は、2009年9月に実施した「ファイル共有ソフト利用実態調査」の結果を発表した。
 これはインターネットの違法コンテンツの流通がファイル共有ソフトを利用して行われることが多いことから、その利用実態を明らかにするためである。2008年に続くもので、継続的に調査することによりファイル共有ソフトの利用動向の実態を把握する。

 発表によれば、2009年秋時点で、ファイル共有ソフトを利用するインターネット利用者は、全体の9.1%とである。これは昨年9月の調査10.3%より、1ポイント程度減少した。これは過去5年間で初の減少となる。
 一方で、ファイル共有ソフトの利用経験者は昨年の10.8%から11.7%と1ポイント程度増加している。これは利用経験者のうち、継続的な利用を行う者が減少していることになる。これについて調査3団体は、これまで行ってきた啓発活動も利用率の低下に影響を与えているのではないかとしている。

 また、利用するファイル共有ソフトについては、広く知られたWinnyとWinnypが23.1%と昨年よりシェアを落としながら依然トップを占めている。しかし、Cabos19.0%、Limewire16.3%、BitComet・BitTorrent14.5%、Share9.6%と利用ファイルの多様化が進んでいることが判る。
 さらに今回は、Share EX2、Winny2、Gnutella 3つのソフトのノード数、ファイル数、その中に占められる権利者から無許諾で送信されているファイルの割合もの調査している。この中では一般に知られるWinny系、Share系でやりとりされるファイルの著作権物の割合は半分程度であるに対して、海外で広く利用されているGnutellaで著作権物の割合が90%に達していることが分かった。
 いずれもそのほとんどが権利者に未許諾のものである。これまでファイル共有ソフトを利用した違法なファイル交換は、Winny系、Share系が話題になって来たが、今後は利用実態に合わせ対策が必要となりそうだ。
 
社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/
社団法人 日本レコード協会(RIAJ)
http://www.riaj.or.jp/
日本国際映画著作権協会(JIMCA)
http://www.jimca.co.jp/