ビットウェイ 台湾の携帯マンガ配信拡大 市場9割カバー

 海外での日本マンガの携帯電話向け配信事業を進めるビットウェイは、台湾での事業を大幅に拡大する。11月、12月より、マンガ配信サービスを提供する携帯電話キャリアを拡大し、さらに今後はマンガ作品を提供する出版社も拡大する。
 同社の台湾での事業は、今年10月からスタートしている。まず、10月6日に携帯電話キャリア遠傳電信の公式サイト「遠傅e 漫画二館」にマンガ配信サービスを提供した。集英社の『ドラゴンボール』、『NARUTO』、『DEATH NOTE』、『ONE PIECE』などの人気タイトルを配信している。

 これに続き11 月16 日には台湾最大の携帯電話キャリア中華電信、そして12 月21 日に第2位の台灣大哥大でも同様のサービスを開始した。これによりビットウェイは、台湾の3大キャリアにマンガ配信サービスを提供し、同国ユーザーのおよそ約90%をカバーすることを実現した。
 ビットウェイの提供する統合ビューアアプリケーションは、「XMDF」、「BookSurfing」など異なったフォーマット マンガビューアの利用を可能としている。また、購入履歴やランキング、新着情報などのプロモーションに活用できる様々な機能を持つ。各社へのこうしたサービス提供は、ソフトバンググループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズが、配信サービスに協力をしている。

 配信タイトルも拡大される。現在の配信コンテンツは、集英社の人気タイトルのほか、祥伝社や現地企業 城邦文化事業股份有限公司尖端出版のオリジナルマンガなど合計38 タイトル、614 ファイルの配信である。
 しかし、今後はこれに新潮社やリイド社など国内出版社、そして台湾の現地出版社も加え、タイトルを拡充する。2010年年1月末開催予定の台北国際ブックフェアに向けて進めるとしているので、こちらは年明け後に、一気に拡大しそうだ。

 ビットウェイは台湾だけでなく、既に香港、フランスでも同様の事業を開始している。2009年には他社の動きもあり、海外での日本マンガの携帯配信ビジネス元年とも言える状況となった。2010年はこうした試みがさらに広がり、ビジネスの成果も見え始めることになるだろう。

ビットウェイ http://www.bitway.co.jp/