バンダイV アニメをMicroSDに 携帯ショップで流通・販売

 アニメ作品の展開メディアが多様化するなか、バンダイビジュアルはアニメ映像ソフトの販売メディアにMicroSDを新たに加える。バンダイビジュアルは、12月21日より幅広い世代から人気のアニメ「世界名作劇場・完結版シリーズ」、そして実写作品の「稲川淳二の超こわい話シリーズ」の2つのシリーズタイトル、合計8アイテムをMicroSDで発売する。
 MicroSDは、1GBのメモリーカードにワンセグビデオ方式で映像作品を収録したもの。ワンセグ録画機能を持った携帯電話で視聴が出来る。多くの人が持ち歩く携帯電話を通して、映像作品を楽しんでもらうことを目指す。

 バンダイビジュアルによれば、MicroSDによる映像ソフト販売は、視聴スタイルの多様化に対応したものである。高画質・高音質の映像をじっくり鑑賞するユーザーがいる一方で、移動中や外出先など短い時間で気軽に映像を楽しむニーズがあることに対応する。
 バンダイビジュアルはこれまでも、Blu-Ray DiscやDVDのほかに、PSP向けのUMD-Videoでの映像ソフト販売も行なってきた。今回は、携帯電話というよりカジュアルで、ボリュームの厚いコンシュマーをターゲットにする。

 このため展開作品の第1弾には、敢えてアニメファン向けでない、一般向けの2タイトルが選ばれたとみられる。さらに稲川淳二の超こわい話シリーズが、およそ60分で税込み希望小売価格1995円、世界名作劇場完結版が90分で同1995円と、長さと価格が抑えられており、より手軽にというマーケティング戦略が念頭に置かれている。
 さらに今回特筆すべきは、商品の販売ルートに携帯電話向けの流通が用いられることである。オーディオ・映像ソフト店に較べて圧倒的な店舗数を持つ携帯電話販売店は、あらたな商品流通網として可能性を秘めている。既にアニメDVDソフトが、マンガ単行本と組み合わせられることで、書籍流通で発売されることが増えている。DVD市場の縮小の一方で、新たなマーケティングの開発が進んでいる。

バンダイビジュアル http://www.bandaivisual.co.jp