ティー・ワイ・オー第1四半期 エンタメ事業は減収損失に

 映像制作・エンタテインメント事業のティー・ワイ・オーは、12月14日に平成22年7月期第1四半期(21年8月~10月)の決算発表を行った。
 売上高は61億4500万円と前年同期比で9.8%減少したが、営業利益は7000万円の黒字となった。また、経常利益は1500万円のマイナス、四半期純利益は有価証券売却損失6000万円の計上も含めて、2億6200万円の赤字である。

 最終赤字にはなったものの、その幅は前年同期より大きく縮小した。ティー・ワイ・オーはグループ全体としては概ね予想どおりに推移しているとしている。
 同社はティー・ワイ・オーは、通期では売上高はほぼ前年並みの290億円、営業利益9億円、経常利益6億5000万円、当期純利益1億5000万円を予想している。期末には利益を確保する見通しだ。

 事業のうち好調だったのは、広告映像事業のテレビコマーシャル部門、またエンタテインメント事業のキャラクター部門である連結子会社円谷プロダクションが好調だったとしている。同社は売上高、利益とも当初の目標を超えるなど、業績に貢献した。
 同じエンタテインメント事業では、コンピュータ・グラフィックス(CG)部門のデジタル・フロンティアとルーデンスが堅調だった。ただし、この部門では製作委員会への出資償却負担が利益を圧迫していることも言及している。子会社のさるちんは、収益構造の改善を目的に、第1四半期にデジタル・フロンティアに吸収合併した。

 一方で、エンタテインメント事業で苦戦したのはアニメーション事業と音楽事業である。社を株式会社デジタル・フロンティアに吸収合併いたしました。
 アニメーション部門では今期より、子会社のハルフィルムメーカーとゆめ太カンパニーを合併しTYOアニメーションズとしてスタートした。しかし、売上高目標は達成したが利益目標は未達としている。ティー・ワイ・オーは、引き続き原価管理とコスト削減で安定した利益を目すとしている。音楽映像部門も、売上高、利益ともに目標に達しなかった。
 この結果、エンタテインメント事業の売上高は前年比53.8%減の12億900万円、営業損失9800万円となった。売上高の減少は、前期までにゲーム事業から徹底したことによるものとみられる。

ティー・ワイ・オー http://www.tyo.co.jp/