海外携帯マンガ市場目指す セルシスとアプリックスが提携

 携帯向け電子書籍ソリューションサービスの大手セルシスは、海外での携帯向けマンガ配信ビジネスのサービスでアプリックスと提携を結んだことを明らかにした。後海外でも拡大が見込まれる携帯向けマンガ配信のニーズに応え、ビジネスを拡大する方針である。
 両社は互いの製品を組み合わせた電子書籍閲覧のソリューションを販売する。また、デジタル著作権管理(DRM)の仕組みやコンテンツ配信サーバなども共同で開発するとしている。

 セルシスは国内ではアニメ制作ソフトやマンガ制作ソフトの開発・販売を行なっている。また、携帯電話でマンガや書籍を読む際に必要となる電子書籍ビューアの大手でもある。
 日本国内では携帯向けマンガ配信は、2008年に年間売上高330億円にまで成長している。セルシスとボイジャーが開発したBookSurfingは、この国内の携帯向けマンガのための閲覧ビューアの9割以上のシェアを持っている。セルシスは、こうした国内での成功を海外にも広げることを狙う。

 一方、アプリックスは、ビューアソフトを動かす基盤となるJava プラットフォームJBlendを展開する。JBlendは国内だけでなく、海外の多くのメーカーの携帯電話やスマートフォンの採用されている。セルシスとアプリックスは手を組むことで、この海外の携帯電話メーカーや通信事業者に対して、携帯コミックを読むためのソリューションを提供することを目指す。
 携帯向けのマンガ配信は日本では一般的なサービストとして認知されているが、海外での普及はまだほとんど進んでいない。このため先行者利益を求めて、最近、日本の関連企業が積極的な海外進出を行っている。セルシスとアプリックスはそうした背景もあり、テクノロジーの分野から海外市場の攻略を目指す。

セルシス http://www.celsys.co.jp/
アプリックス http://www.aplix.co.jp/jp/