サイバーコネクトツー、カナダ・モントリオールに開発拠点設立 グローバル人材の獲得目指す

ゲーム開発会社のサイバーコネクトツーは、カナダ・モントリオールに新スタジオを設立すると発表した。新スタジオはCyberConnect2 Montreal Studio Inc.としてサイバーコネクトツー代表取締役の松山洋氏がCEOに就任する。スタジオは2016年夏に稼働を開始する。
新スタジオ設立について、サイバーコネクトツーは、ゲーム開発体制の強化と、グローバルな人材獲得を理由に挙げている。同社は現在、福岡と東京に拠点を持つが、優秀な人材獲得のためには日本でなく海外に目を向ける必要があるとの判断のようだ。

サイバーコネクトツーは、1996年に有限会社サイバーコネクトとして社員10名からスタート。現在はおよそ200名の陣容を誇っている。
「.hack」シリーズや『NARITO』を題材にした「ナルティメット」シリーズ、『ジョジョの奇妙な冒険 アイスオブヘブンズ』などの数々のヒット作を手がけてきた。ゲームのビジュアルに日本らしいアニメタッチのキャラクターを重ねることを得意としており、その独自性と技術力が高く評価されている。そうした技術をベースに劇場アニメ『ドットハック セカイの向こうに』も制作、アニメファンにもお馴染みだ。

スタジオが設けられるモントリオールは、CGや映像産業が活発なカナダのなかでもとりわけゲームやCGが集まる都市として知られている。ゲーム会社ではUbisoftやスクウェア・エニックスのグループ会社アイドス、エレクトロニック・アーツなど大手企業が開発スタジオを構える。約140社のゲーム企業が活動している。
こうしたゲームセクターとしての集積は人材獲得だけでなく、グローバルな情報交換の拠点にもなりそうだ。サイバーコネクトツーが開発を手がけたゲームは、日本だけでなく海外で人気の高いものも多い。海外での開発は、そうした同社の作品のレベルアップにも反映されそうだ。