楽天ショウタイム、楽天が吸収合併へ 動画配信サービス事業の向上目指す

インターネットポータル事業の大手の楽天は、2015年1月24日に100%出資の子会社である楽天ショウタイム株式会社を吸収合併すると発表した。2016年4月1日で実施され、楽天ショウタイムは解散する。
動画配信サービスは、楽天内の事業部門として運営されることになると見られる。楽天は合併の理由を経営効率化と動画配信サービス事業のサービス向上のためとしている。

楽天ショウタイムは2001年に、USENと楽天が50%ずつ出資する株式会社ショウタイムとして設立された。日本初の本格的な動画配信ポータルサイトShowTimeの運営を2002年に開始した。2009年に楽天がUSEN保有の株式を取得し、以来同社の完全子会社となっている。
しかし、2007年には売上高42億5000万円、2008年は51億7900万円、経常利益はそれぞれ5億1700万円、6億4200万円であったの対して、直近の2015年決算では売上高38億7600万円に経常損失5億2500万円と業績が伸び悩んでいる。先行者利益を十分に活かせなかったことも、今回の合併の背景にあるかもしれない。

2015年のNetflixの日本上陸で、動画配信ビジネスが注目されている。外資系企業や通信キャリア系、独立系などサービス母体も様々だ。
そのなかでヤフー!系のGYAO!やグーグルのYoutubeなど、大手ポータルサイトのサービスも存在感が大きい。1月21日にはサイーバーエージェントが、AmebaFRESH!をスタートしたばかりだ。ポータルサイトなどの集客力が、動画サービスへ誘導に有利をと考えられるためだ。楽天ショウタイムも、楽天とより密接になることで、事業の拡大を目指すことになりそうだ。