IGポート第2四半期、売上高前年並みも利益減 制作事業が赤字に

アニメ製作の大手IGポートは、1月14日に2016年5月期第2四半期決算を発表した。連結決算は持株会社であるIGポートのほか、グループ主要企業のプロダクション I.G、ジーベック、マッグガーデン、WITスタジオ、シグナル・エムディなどを対象としている。
第2四半期までの連結売上高は、40億6500万円(0.2%減)とほぼ前年並みだった。しかし、通期の業績予想は68億4200万円のため進捗率は高めで推移している。一方で営業利益は1億4800万円(37.1%減)、経常利益は1億4700万円(50.5%減)、四半期純利益は2500万円(84.7%減)と減少した。

収益減少の大きな要因は、アニメ制作事業における損失の拡大だ。セグメントの売上げは25億6500万円で9.5%減だったが、セグメント損失が1億7500万円と前年同期の4100万円から大きくなった。期間中は『ハイキュー!! セカンドシーズン』『進撃!巨人中学校』『フューチャーカード バディファイト100』『蒼穹のファフナー EXODUS』『終わりのセラフ』などを制作した。ヒット作も多いが、制作コストが拡大している可能性がありそうだ。
一方版権事業は売上高6億3200万円(65%増)、セグメント利益は1億8000万円(13.2%減)である。制作事業の赤字を版権事業(製作出資)でカバーしているかたちだ。ただし版権事業も売上高の高い伸びに比べて利益は伸び悩んでいる。当面は製作投資が増加していることを窺わせる。版権事業の主要な作品は、「サイコパス」シリーズ、『進撃の巨人』、「宇宙戦艦ヤマト2199」シリーズ、「攻殻機動隊」シリーズなどである。

出版事業は売上高は6億7100万円(6.8%減)、セグメント利益は1億4700万円(20.6%増)と大きく伸びた。2015年9月に劇場公開したアニメ『ARIA The AVVENIRE』のパンフレットや関連グッズの販売が好調だったとしている。