映画を体感する4Dシアター普及に加速 TOHOシネマズが今冬10館体制に

MX4D劇場イメージ2

映画鑑賞のライブエンタテイメント化がますます進んでいる。映像を立体的に楽しめる3D(立体視)の設備を整えた映画館が一巡するなか、さらにアクティブに映画を体験する4Dシアターの普及に勢いがついてきた。
国内映画興行チェーン大手のTOHOシネマズは、この冬に向けて新たに7ヵ所のシネマコンプレックスにMediaMation MX4Dを導入することを明らかにした。MediaMation MX4Dは、MediaMation社が開発したアトラクション型4Dシアターシステムである。これまでに新宿、六本木、ららぽーと富士見の3つのTOHOシネマズで稼働し、人気を博している。新規に導入するのは、宇都宮(栃木)、船橋(千葉)、ららぽーと横浜(神奈川)、川崎(神奈川)、なんば(大阪)、西宮OS(兵庫)、岡南(岡山)。新規導入館を合わせると、全国10館体制となる。ユナイテッド・シネマでもすでに10館で4Dシアターを備えており、4D映画の体験がより身近になって来た。

4Dシアターは、従来の2Dシアター、そしてより立体的な映像を楽しむ3Dシアターのさらに先を行く映画館システムとして注目されている。映像の迫力に加えて、映像に連動した座席の動作や振動、さらに風や霧、ストロボ、香りや煙まで五感で映画を体験する。映像の演出に合わせた総合エンタテインメントを提供する。TOHOシネマズが導入するMX4Dは、こうした特殊効果が11種類ある。
ライブイベント化、アトラクション化する映画館を象徴する存在だ。映画の鑑賞が映画館からテレビ、PC、スマホ、タブレットに広がるなかで、映画館でしか体験できないものとして映画興行側からも関心を集めている。

TOHOシネマズは今冬に向けた大型導入について、2015年12月18日の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開合わせたものだとしている。最新の映像システムは、人気の作品によって普及が牽引されることが多い。
今回は超大作として期待される新作スター・ウォーズがそれにあたるというわけだ。最先端の映像、迫力のアクション、バトルシーンとMX4Dの機能を発揮する場面も多そうだ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と共に、一気に4Dシアターの普及を目指す。