フジテレビとポニーキャニオンが減収赤字 フジ・メディアHD第2四半期

フジテレビを中心にメディア・放送事業を手掛けるフジ・メディア・ホールディングス(フジメディアHD)は、2015年10月30日に2016年3月期第2四半期の決算を発表した。連結売上高は前年並みの3117億3600万円(1.7%増)を維持したものの、利益面では期初予想を大きく下回った。営業利益は49億500万円(48.5%減)、経常利益は81億7000万円(52.9%減)、純利益は50億7900万円(58.2%減)である。
制作、生活情報、都市開発は増収となったが、放送、映像音楽、広告の各事業が減収となった。とりわけ主力の放送事業収入の減少が影響した。

なかでもフジテレビの苦戦が目立った。売上高が前年同期より6.6%減の1466億2900万円になったほか、営業損失が10億1600万円、経常損失が2億300万円、当期純損失が2億4700万円といずれも赤字に転落した。
近年成長を続けてきたBSフジの売上高は78億3000万円と前年同期比11.2%増。一方営業利益は12億3900万円(8.7%減)、経常利益は12億7400万円(8.3%減)、当期純利益は8億4600万円(4.5%減)と、増収減益となった。新番組と15周年企画番組などの制作コストが増加した。
ニッポン放送は減収減益だった。売上高70億9400万円(3.9%減)、営業利益2億1800万円(19.3%減)である。

グループ全体の映像音楽事業は売上高238億6200万円(13.9%減)、営業損失1億3900万円である。パッケージで大型作品のリリースがなかったことを減収要因とする。一方で、配信やライブ直接販売などは拡大しており、近年進めている映像・音楽ビジネスの新しいモデルに徐々に移行していることがわかる。下期は、期待作の投入や映像パッケージ以外の利益積み上げを狙う。
映像音楽部門の中核企業であるポニーキャニオンは2015年上期は減収赤字であった。売上高は169億6400万円(17.5%減)、営業損失3億3500万円、経常損失2億1900万円、当期純損失4億1100万円である。大型ヒット作がなかったこと、映像作品の調達費用が拡大しているためとしている。