創通、第3四半期決算は前年並み ゲームや映像ソフトのライセンス収入が伸び悩み

アニメ企画の創通は、7月8日に平成27年8月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期までの連結売上高は180億6600万円と前年同期比で5%増となった。
一方、営業利益は26億9300万円(7.2%減)、経常利益26億3000万円(6.1%減)、純利益は15億9500万円(5.4%減)と前期比で弱含んでいる。メディア事業は増収増益だったが、ライツ事業は減収減益で二桁の落ち込みとなっている。

ライツ事業は売上高41億2400万円(11.5%減)、営業利益は19億3400万円(10.8%減)だった。主力のガンダム関連の版権収入が前年同期の35億9100万円から、今期は30億800万円となった。
玩具関連カテゴリーでは『ガンダムビルドファイターズトライ』『ガンダム Gのレコンギスタ』の放送や『機動戦士ガンダム』35周年イベンなどで好調だった。さらに海外もアジアを中心に売上げを伸ばした。
しかし、ゲームカテゴリーの落ち込みが大きかった。創通はゲームの主流が携帯ゲームやコンシュマーゲームからスマホゲームに移行していることへの対応が遅れたためとしている。
ガンダム以外のライツ売上高は前期の10億6900万円から11億1600万円と増加している。しかし、テレビアニメ番組でBlu-ray DiscやDVDなど映像ソフトの版権収入の配分が伸び悩んだ。創通は二次利用売上げに占めるBDとDVDの比重は減少していると説明する。

メディア事業はアニメ作品の企画・製作、関連商品・サービスのプロモーション、さらに就職情報事業などから構成される。売上高は133億9300万円(10.8%増)、営業利益は7億7700万円(3.1%増)だ。
プロデュース、製作出資・運営作品は引き続き高水準を維持している。期間中は『それいけ!アンパンマン』『カードファイト!!ヴァンガード G』『ジュエルペット マジカルチェンジ』などの長期シリーズ、ガンダムシリーズ、『SHIROBAKO』『神様はじめました◎』などがある。
また関連作品の遊技機、ゲーム、キャラクターグッズなどのプロモーションは順調だった。これが売上高を押し上げた。

通期の業績見通しは、第3四半期までの結果を受けて下方修正した。売上高を250億円から238億円(前期比6.7%増)に引き下げた。営業利益は37億5000万円から33億9000万円(0.4%増)に、経常利益は37億5000万円から33億3000万円(0.1%増)に、当期純利益は22億4000万円から20億3000万円(0.1%増)に変更した。
しかし一方で、売上げ、利益とも4期連続の過去最高を依然視野に入れている。