ポニーキャニオン、音楽部門増収も映像部門で減収 ヒット作に「Free! ES」

音楽・映像関連のポニーキャニオンの2014年度(2015年3月期)の決算は売上前期を下回った。営業利益、経常利益は前年を下回り、当期純利益は微増となった。売上高は425億6400万円(8.9%減)、営業利益は7億400万円(43.0%減)、経常利益は8億8700万円(38.8%減)、また当期純利益は5億7000万円(2.8%増)だった。
音楽部門ではSexy Zoneやaikoのアルバムなどのヒットがあり増収だった。しかし映像部門では、『アナと雪の女王』『Free!-Eternal Summer-』などのヒットはあったものの、前年には及ばなかった。また製作出資や償却費負担増などから減益幅が大きくなった。

同社の親会社のあたるフジ・メディア・ホールディングスの決算発表資料によれば、ポニーキャニオンは音楽や映像パッケージに頼らない体質を目指しているという。製作段階からの出資を続けることで、ライブやイベント、配信、グッズなどの多様な収益の確保を目指す。
2015年は『響け!ユーフォニアム』『ダイヤのA』などに出資している。このうち『響け!ユーフォニアム』はBlu-ray/DVDの発売のほか、海外番組販売や配信などもする。

一方で、同じフジ・メディア・ホールディングスのフジテレビも、アニメ事業に積極的だ。2015年は劇場アニメを相次いで投入する予定だ。6月5日に『台風のノルダ』、9月19日に『心が叫びたがってるんだ。』を公開する。さらに10月からは伊藤計劃プロジェクトとして、『虐殺器官』『ハーモーニー』『屍者の帝国』順次公開する。
『台風のノルダ』は、アニメ制作会社スタジオコロリドとの共同プロジェクト第1弾との位置づけだ。今後も継続的に新作を発表するとしている。
またアニメ事業の本格化により、さらに今後は大作劇場映画の開発を視野にいれるともしている。フジテレビ、ポニーキャニオンとも、アニメ分野で今後も注目の存在となりそうだ。