JASRAC賞、銀賞に「進撃の巨人」銅賞に「ルパン三世」、国際賞は「ドラゴンボールZ」

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、5月20日に「2015年 JASRAC賞」を発表した。JASRAC賞は前年度にJASRACにおいて著作物使用料の分配額が多かった作品を顕彰するものだ。いわば世の中で広く活用された楽曲にあたる。
その中で最も分配金の多かったのは、AKB48が歌う「恋するフォーチュンクッキー」だった。CDや配信でヒットになったほか、カラオケや動画投稿(共有)サイトでも多く流された。

「2015年 JASRAC賞」では、アニメ関連音楽の活躍も目立った。第2位、第3位にあたる銀賞、銅賞は、それぞれ「進撃の巨人BGM」「ルパン三世のテーマ’78」である。「進撃の巨人BGM」はDVD付マンガ単行本、「ルパン三世のテーマ’78」は遊技機での利用が牽引した。ルパン三世関連では10位にも「ルパン三世のテーマ」が入っている。往年の名作の楽曲が、様々なシーンで使われ愛され続けていることが分かる。
このほか6位には「物語シリーズセカンドシーズンBGM」が入っている。こちらはDVDとBlu-rayのヒットが大きな役割を果たしたようだ。

例年アニメ音楽が席巻する国際賞は、今年もアニメが多数を占めている。国際賞は、海外の著作権管理団体からの入金が最も多かった国内作品である。海外で活躍した日本の音楽という位置づけになる。トップに輝き受賞したのは、「ドラゴンボールZ BGM(TV)」である。海外での広い人気をここでも発揮している。このほかベスト10のうち8曲まではアニメの音楽である。2位は「BLEACH BGM」、3位は「バーバパパ世界をまわる」、さらに「ポケットモンスター」「FAIRY TAIL」「NARUTO-ナルト-疾風伝」「聖闘士星矢」などが続く。海外からの入金はテレビ放送からものが多い。このためリストは一般的な人気作品とはやや異なる部分もあるのが興味深い。

このほか2015年は、海外の楽曲の国内使用である外国作品賞でも、アニメーション音楽が受賞した。アニメーション映画『アナと雪の女王』のメインタイトルのひとつ「LET IT GO」である。ここでも映画の一大ムーブメントを感じさせる。
このほかアニメ関連ではインタラクティブ配信で『進撃の巨人』の主題歌である「紅蓮の弓矢」が第2位、カラオケでは第6位に『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」がランキングされている。近年、音楽業界でますます存在感が増すアニメ音楽は、JASRACにおいても活躍している。

日本音楽著作権協会(JASRAC)
http://www.jasrac.or.jp/

外国入金 国内作品 ベスト10
1. ドラゴンボールZ BGM(TV)  菊池俊輔 フジパシフィックミュージック
2. BLEACH BGM  鷺巣詩郎 テレビ東京ミュージック
3. バーバパパ世界をまわる  神尾憲一 ライトリンク・ミュージック
4. ポケットモンスターBGM  宮崎慎二 テレビ東京ミュージック
5. FAIRY TAIL BGM  高梨康治 テレビ東京ミュージック
6. NARUTO-ナルト-疾風伝BGM  高梨康治 テレビ東京ミュージック
7. 聖闘士星矢BGM  横山菁児 テレビ朝日ミュージック
8. 新・仁義なき戦いのテーマ  布袋寅泰 アイアールシートゥコーポレーション
9. RED CLIFF BGM  岩代太郎 エイベックス・ミュージック・パブリッシング
10. ドラゴンボールBGM(TV)  菊池俊輔 フジパシフィックミュージック