タカラトミー新社長にハロルド・ジョージ・メイ氏、富山幹太郎氏は代表取締役会長に

国内玩具大手のタカラトミーは、5月12日に新しい代表取締役兼CEOにハロルド・ジョージ・メイ氏を内定した。6月24日に開催される定時株主総会、取締役会の承認を経て、正式に就任する。現代表取締役社長兼CEOの富山幹太郎氏は、代表取締役会長に異動する。

ハロルド・ジョージ・メイ氏は1963年オランダ生まれ。米国の大学、大学院を卒業しサンスター、日本コカコーラーなどで要職を歴任した。タカラトミーには2014年に入社し、COO兼海外事業統括部長、代表取締役副社長などを務めている。
外部での経験を買われて招かれたかたちだ。とりわけ日本国内の外資系企業での経験が深く、海外子会社を持ち、グローバル展開を目指すタカラトミーのトップとして白羽の矢が立った。海外出身の代表取締役社長は、同社初となる。

タカラトミーは1924年に玩具会社のトミーとして設立された。創業から90年以上の老舗企業だ。2006年に1955年創業の有力玩具会社タカラと合併、世界有数の玩具メーカーとして存在感を発揮している。2011年には米国の玩具会社RC2を買収、海外ビジネスのネットワークを広げた。
現在は三菱商事グループ、三菱東京UFJグループと戦略的提携を結んでいる。ここからもグローバル市場を視野にいれた戦略志向が窺われる。日本ではまだ珍しい海外出身者の代表取締役社長就任につながったとみられる。