セガサミーHD通期決算赤字転落 アニメ事業は売上げ140億円で16%増

エンタテインメント大手のセガサミーホールディングス(セガサミーHD)が5月11日に、2015年3月期の決算発表をした。遊技機事業が減収減益になったこと、アミューズメント機器事業の損失が続いていること、構造改革に伴う特別損失の計上などから連結決算は減収減益であった。また当期純損失が112億5800万円となった。
通期売上高は、3549億2100万円(6.1%減)、営業利益は176億900万円(54.3%減)、経常利益は169億9300万円(58.1%減)である。特別損失は159億2400万円を計上している。減損損失や解体費用引当金繰入額、早期割増退職金、さらに映画自主製作中止による損失も含まれている。

遊技機事業は売上高1492億2400万円(18.0%減)、営業利益257億9600万円(43.0%)減である。パチスロでは「蒼天の拳2」「アラジンAII」が、パチンコでは「北斗の拳6シリーズ」「化物語」が主力タイトルであった。
アミューズメント機器事業は売上高454億8000万円(3.7%増)、営業損失25億3600万円である。「WORLD CLUB Champion Football」シリーズが主力となっている。

ゲームやアニメ、玩具などから構成されるコンシュマー事業は、パッケージゲーム、玩具は低調だったが全体では好調だった。売上高は1117億5700万円(11.2%増)、営業利益は40億3300万円(93.1%増)である。
このうちパッケージゲームの売上が448億円(15%増)、デジタルゲームが447億円(12%増)、玩具は62億円(26%減)である。パッケージゲームでは海外で販売本数が211万本となった『Alien:Isolation』、同81万本の『Football Manager 2015』がヒット作であった。

一方、トムス・エンタテインメントなどからなるアニメーション映像事業は売上高140億円で前期比16%増と堅調だった。映画興行が大ヒットになっている劇場版『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の配給収入、さらにテレビアニメ『弱虫ペダル』のライセンス収入と物販収入が堅調だとしている。映画とテレビのヒット作に牽引されたかたちだ。

セガサミーHDは、2016年3月期よりグループ会社組織の再編を行う。事業グループは、遊技機事業、リゾート事業、エンタテイメントコンテンツ事業の3つとなる。このうちエンタテイメントコンテンツ事業にパッケージゲーム、アミューズメント機器・施設、デジタルゲームが統合され、さらに映像と玩具もここに含まれる。