HMVが渋谷に再進出 今秋、550坪の旗艦店「HMV&BOOKS」をオープン

日本の若者文化の発信地、東京・渋谷にエンタテインメントの大型ショップHMVが再び姿をみせることになった。ローソンHMVエンタテイメントは、2015年秋に渋谷区神南にHMV&BOOKS TOKYOをオープンすると発表した。
HMV&BOOKS TOKYOは、書籍と音楽、映像ソフト、グッズなどを融合させたエンタテイメント複合店舗となる。ショップは3フロアから構成され、現在HMVが運営する54店舗超える最大店舗となる。

HMVは国内有数の音楽・映像関連商品のチェーン店舗だ。もともと英国資本の日本法人としてスタートしたが、投資ファンドを経て、現在はローソンのグループ企業として運営されている。音楽ソフト、映像ソフトの国内市場の縮小やインターネットショップの拡大の影響を受けて00年代後半に店舗数を絞ったが、現在は複合店舗として再び店舗網の拡大を目指している。
HMVは2010年まで渋谷の中心街、井の頭通り沿いに大型店の渋谷店を設けていた。渋谷店は若者音楽の発信拠点として親しまれ、10年の閉店は惜しまれつつのものであった。HMVの渋谷復活は、同店の多くのファンから喜ばれそうだ。

新しい店舗は旧店舗からも近い渋谷公園通りの入り口に位置する。現在のマルイシティ渋谷がリニューアルされ、渋谷modi(モディ)となるのに合わせた。渋谷modiの5Fから7Fに出店する。
売り場面積は約550坪で、約50万点を取り揃える。グループ会社のローソンチケットやユナイテッド・シネマなどとの連動も図る。
コアターゲットは30代~40代の女性で、店舗限定商品の発売やカフェも設置する。さらに作家やアーティストなどによるイベントなども実施する。ライブ感のある店舗となる。ローソンHMVエンタテイメントは、今後もこうしたかたちで店舗展開を拡大するとしており、モデル店舗の位置づけにもなっている。

HMVの登場で地域のエンタテイメント複合店舗の競争は激化しそうだ。HMVの筋向いには現在すでにタワーレコードの大型店舗である渋谷店がある。さらに足を伸ばすとSHIBUYA TSUTAYA店の巨大店舗もすぐ近くだ。
いずれも様々な商品を並べると同時にカフェを併設、さらにライブイベントにも力を入れる。エンタテイメントの情報発信は充実するが、顧客の獲得競争は避けられない。ネット時代に出現した大型3店舗の揃い踏みが、新たなカルチャー、そしてビジネスを創りだすのか注目される。

HMV&BOOKS TOKYO
http://www.bakemono-no-ko.jp

所在地: 東京都渋谷区神南1-21-3
「渋谷modi(モディ)」内 5F~7F
売場面積: 約1,815㎡(約550坪)
在庫数: 約50万点
品揃え: 書籍、音楽・映像ソフト、グッズ等
営業時間: 11:00~23:00(予定)