ドワンゴ ニコニコ動画で特損約11億円を計上

 モバイル事業のドワンゴは、平成21年9月期連結決算で11億1700万円の特別損失を計上する。11月10日、ドワンゴは、事業資産の減損損失を中心に特別損失が発生することを明らかにした。また、今回の特別損失計上により、平成21年9月期決算の業績予想を下方修正する。
 新しい業績予想は売上高265億6800万円、営業利益3億9700万円、経常利益3億4200万円とそれぞれ従来の予想より8%から16%超減少する。さらに当期純利益はこれまでの2億8000万円から、8億2800万円のマイナスに転じる。

 連結決算での特別損失は、事業資産の減損損失11億500万円と子会社事務所移転に伴う減損損失800万円、固定資産除却損400万円の内訳となっている。このうち事業資産の減損損失は、同社が運営する動画投稿共有ポータルサイト ニコニコ動画において行った事業投資から発生する。
 ドワンゴによれば、投資に対する今後の回収の可能性を監査法人などと慎重に協議した結果、判断したとしている。この事業投資の詳細は明らかにされていないが、ニコニコ動画によるオリジナルアニメの製作もこの中に含まれている可能性が高い。

 一方で、平成21年9月期のニコニコ動画のプレミア会員数は計画に達成し、9月末現在での会員数は1425万人と依然堅調な伸びとなっている。ニコニコ動画の人気と成長は続いている。また、ドワンゴは、ニコニコ生放送かかわる制作費用は、ほぼ計画通りに推移したと述べている。
 しかし、現在の経済情勢の影響を受け、広告収入が計画に未達だったことから、今期もニコニコ動画の収益化には達しないと説明している。

ドワンゴ http://info.dwango.co.jp/