バンダイビジュアル、新デバイス向けにダウンロードサービス開始 第1弾は「ガンダム THE ORIGIN」

バンダイビジュアルは4月24日より、スマートフォンやタブレット向けの新映像配信サービス「BANDAI VISUAL+」をスタートする。アプリソフト「DISC PLUS」を利用することで、アニメをデータダウンロード型の有料配信で楽しめる。グループ会社のバンダイチャンネルと共同開発した。「DISC PLUS」はCD製造の大手メモリーテックが開発、4月中旬にリリースされる。
バンダイビジュアルは、これまでもバンダイチャンネルなどを通じて自社関連作品の動画配信サービスを手掛けてきた。しかし、これらはストリーミング式のもので、視聴の際にはネットと良好な環境が必要となっていた。
「BANDAI VISUAL+」ではデータダウンロード方式を採用することで映像データの保存もできる。これにより様々な環境での視聴が可能になり、動画サービスが大きく拡大する。

「BANDAI VISUAL+」のスタートにあたっては大型タイトルが導入される。2月28日に劇場上映、ストリーミング配信がスタートする『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I』である。
本作は4月24日にBlu-ray DiscとDVDが一般発売されるが、同じタイミングで「BANDAI VISUAL+」によるデータダウンロード販売もスタートする。価格は1000円(税抜)と手頃に設定されている。さらにサービス開始記念として『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I』のBDとDVDの購入者に対しては、無料でサービスを提供する。
破格のキャンペーンではあるが、ターゲットになるBD/DVDのユーザーに対して「BANDAI VISUAL+」の認知度を高める狙いがありそうだ。サービス利用に必要な「BANDAI VISUAL CLUB」の加入、アプリ「DISC PLUS」のダウンロードを進める。

アニメのデータダウンロードはこれまでもiTuneなどで行われており、必ずしも新しいサービスではない。しかし、国内アニメ業界ではダウンロードを通じたデータのかたちでの動画配信サービスにはあまり熱心ではなかった。現在、活発なアニメ動画視聴は、ほとんどストリーミング式となっている。一方で、いつでも見られるデータダウンロードでの視聴のニーズは高いとみられる。
バンダイビジュアルは「BANDAI VISUAL+」の導入は、新世代デバイスに映像を手元に残したニーズに応える。同時にディズニーのMovieNEXやワーナー・ブラザースのFlixsterのようなBD/DVDとデジタルコピーのセット販売といった新たな商品販売も可能になる。またアニメ映像大手のバンダイビジュアルが、データダウンロードを積極的に推進すれば、業界に新たな流れも生まれる可能性もある。
[数土直志]