セガサミーHD第3Q アニメ事業はトムス「弱虫ペダル」好調で19%増

2月12日、大手エンタテインメント企業のセガサミーホールディングス(セガサミーHD)が平成27年3月期第3四半期決算を発表した。遊技機事業の苦戦があり、全体は前年同期比で減収減益と厳しい結果となった。
連結売上高は2675億1200万円と12%減、営業利益は162億6400万円の65.1%減、経常利益は162億2100万円の67%減である。四半期純利益は2400万円のマイナスとなった。加えてグループ構造の改革に取り組む関連費用などで約150億円の特別損失を見込む。当初40億円を見込んでいた当期純利益は、通期では130億円の純損失に業績を下方修正する。

第3四半期までで落ち込みが大きかったのは遊技機事業で、売上高1154億400万円(28%減)、営業利益は206億9900万円(58.6%減)である。アミューズメント機器事業は売上高329億3000万円(4.3%増)、営業利益は黒字転換し4億7400万円と堅調だった。
ゲーム・玩具・アニメのコンシュマー事業の売上高は827億7900万円(13.5%増)と伸びたが、営業利益は22億9900万円(17.3%減)となった。デジタルゲーム分野が堅調だったが、パッケージゲーム、玩具販売が低調だった。

セガサミーグループのアニメーション映像事業は、このコンシュマー事業分野に含まれる。トムス・エンタテインメントが中心となっている。アニメーション事業の売上高は第3四半期までで99億円だった。前期の83億円より19%増と好調だ。
セガサミーHDでは、テレビシリーズ『弱虫ペダル』の好調を理由に挙げている。ライセンス収入や物販収入などが堅調に推移しているという。第4四半期も引き続き『弱虫ペダル』は堅調に推移すると見通している。第1期3クール、その後直ぐに第2期のテレビ放送と作品の息の長さも貢献していそうだ。
平成27年3月期通期では、売上高で前期比15%増の139億円を目指す。ただし、この数字はこれまでの通期予想の145億円から2月12日に下方修正されている。当初予想より、より現実的な数値に観直したとみられる。