「楽園追放」が米国公開 2014年12月アニプレックスがNYやLAなど15スクリーン

2014年11月15日に国内公開された『楽園追放 -Expelled from Paradise-』が、早くも海外展開に乗り出す。本作が今年12月に米国公開されることになった。国内配給は東映の協力のもとティ・ジョイが行っているが、米国での配給は国内では『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のBlu-rayやDVDなどビデオグラムを手がけるアニプレックスの米国法人Aniplex USAである。
Aniplex USAは、これまでに『劇場版 魔法少女まどかマギカ』や『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの日本アニメの配給を行っている。日系企業が自ら現地で劇場配給に携わる珍しい例になっている。『楽園追放』でも、そうした経験を活かす。

米国は3000~4000スクリーンを使ったブロックバスター級の全米公開作品がいくつもある一方で、小中規模の劇場配給が少ない特徴がある。このため熱心なファンが多いにも関わらず日本のアニメの劇場公開は数が少ない。現状は、一部の話題作が小規模な劇場上映をされることが多い。
『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、感度の高いアニメファンに刺さる話題作というわけだ。国内でも新たなCG表現で関心を集めたが、それが海外にも広がることも期待出来る。

北米公開決定と共にAniplex USAは英語版『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の公式サイトもオープンしている。サイトでは作品情報の配信のほか、上映劇場に紹介や販売にもリンクする。
この情報によれば、『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は現在15館で上映を予定している。上映劇場はニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンDC、サンディエゴなど大都市を中心にリストアップされている。この数は日本での公開の13スクリーンを上回る。
ただし上映は、12月13日と15日のニ日間、もしくは一日と限定されている。上映はファンイベント、そしてファンイベントを通じた作品プロモーションの意味合いも大きそうだ。

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、東映アニメーションが満を持して届けるオリジナルのアニメ映画である。国内では小規模公開となったが、その興行は記録的な数字を残している。初週末の興収は13館2日間で2900万円を超えた。
東映アニメーションでは、北米公開は世界展開の第一弾としている。今後さらなる海外でも動きを目指すことになる。とりわけ国内配給のティ・ジョイは、日本アニメのアジア配給で実績が高い。また東映アニメーションは、『キャプテンハーロック』や『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』へなどでヨーロッパ、ラテンアメリカへの映画展開で実績がある。世界に広い地域で、多くのファンに本作が届くチャンスが増えそうだ。

『楽園追放-Expelled from Paradise-』
http://rakuen-tsuiho.com/

『Expelled from Paradise』 北米公式サイト
http://www.AniplexUSA.com/expelledfromparadise